元気です 吉田拓郎【読書/映画感想】20250519
「春だったね」、「夏休み」、「線香花火」、「馬」、「高円寺」などが収録されている自分のとっても神盤の一つ。中学後半から高校生時代、憧れたよしだたくろう。少し後に逮捕されて出所後のコンサートに行ったのは思い出だ。ショルダーバッグくらいのラジカセを持ち込んでこっそり録音して持ち帰ったが、カセットが両面30分で、しょっちゅうひっくり返さねばならなかった。1曲目は「今日までそして明日から」だった。
県内のコンサートホールだったが、一人では行かせてもらえず誰か友達が一緒に行ってくれた記憶。今も元気だろうか。フォークだったたくろうがエレキを持って、ちょうどボブディランが「Like a rollin Stone」で非難を浴びたような時期のファンの気持ちが少しわかる気がしていた。
「旅の宿」の歌詞は彼女と旅行に行って旅館で風流という内容だが高校生なのにそんなことに夢を描いていて一方女子たちはそんな風流望んでないので話がまったく合わずにいたものだ。「線香花火」の切なさばかり歌心に反応するが、実際には花火をやろうもんなら大騒ぎで風情もなんにもない高校時代。「高円寺」のリズムギターの音は自分の安いアコギではまったく再現できずに人前での演奏も諦めた。「祭りの後」の気持ちは、田舎の夏祭りでも100%共感できていたと思えるのだが、どうなんだろう。で、一番好きだったのは「ガラスの言葉」でも、たくろうの歌詞じゃなかったり、演奏も本人じゃなかったり、そこは少しガッカリしたもんだ。
Diary:あー、張り切りすぎてるか?こういうアップダウンは例の5月のアレに繋がるのかもしれないな。体を休めるほうがいいのか、動かして忘れるほうがいいのか、迷うところだ。結局誰かに決めてもらおうとするような依存が、依存を呼び起こし、誰かの、何かのせいにしたくなっていくのかもしれない。何をしても、「これじゃなかった」感が湧き出てくるのはよくないぞ。よくないぞ。ひとまずマイナス感情を閉じ込めないでここに吐露。