紛争でしたら八田まで(18)【読書/映画感想】20251001(はてな記事 3744)
2024年の米国大統領選挙では外国勢力の暗躍で結果が左右されたらしいという噂が流れていたが、ここではロシアによるハリス陣営の支援、イランによるトランプ陣営への介入、中国による議会制度そのものへの影響力という図式が解説されている。八田のコンサルによって方向を失いつつあった「ノア」を部分移転によって再生させるという荒技と主にアメリカの保守革新のバランスを調整することに成功した。
もう一つの収録話は、カザフ、ウズベキ、らのソ連から独立して国(スタン)となったカザフスタン、ウズベキスタン等をめぐる分断の話。独立して国を標榜するが、実態はロシア文化圏、しかしカザフ民族、ウズベク民族によるカザフ語、ウズベク語によるぎこちない文化圏を構築している最中で、そう簡単にはいかない。ロシア夫と結婚して息子を設けたが旦那の都合(これもまたアイデンティティの深い悩み)で離れ離れになっている家族、飼い犬のタルガはママのふるさとへ単独行も密かに決行、Youtuberの若い息子は、ロシアバイク「ウラル」サイドカーで八田を乗せて90kmの旅に出る。そこで一回り大きくなれるか。そして最終話は次の巻の入り口となる。
ところで、日本の総裁選や選挙への外国勢力介入問題を是非とも書いてほしい。

(はてな記事 3744)
