ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【読書/映画感想】20171002 銀翼のイカロス 半沢直樹が戻ってきた

【読書/映画感想】20171002 銀翼のイカロス 半沢直樹が戻ってきた

 

遺書から始まる。

自殺した副支店長が残した遺恨。経営再建に苦しむ国策航空会社を巡る政府と再生屋と銀行。背景にある私怨と隠蔽。過去にあった実話(JAL再生、民主党政権、有識者会議解散、タスクフォース、銀行債権放棄、再生機構)がモデルになっていることは明らか。倍返し!は1度しか出てこないが、新登場の半沢を鍛えた職人的銀行員の密命ベテラン社員、中野渡頭取の飄々とした雰囲気とその心の底にある嘆きや悲しみ、憤りがちらりと顔を出す。

金融庁のライバル・オネエ言葉の黒崎も健在で今回も半沢を叩きのめしに乗り込んでくるが、実はこの人もある意味で職業的正義を持った職人。敵対しながらも裏切らないよいキャラになってきた。個人的にはこの人が一番好きである。

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隠蔽はしないほうがいいに決まっている。

が、仕事をしている上で、保身のためだったり、自己正当化のためだったり、あるいはプライドのためだったり様々な理由で、何かを隠蔽するような場面にぶつかったことは何度もある。今となっては、記憶にもないが、恐らく自分も何かを隠蔽してしまったと思う。思い出せないくらい昔というわけでもないのに、自分の記憶をも正当化のために無意識に改竄しているのだろう。

 

ウソをつくのはよくないのはわかっている。

恐らくだが、隠蔽をしていることが明るみに出そうになるとそれを隠蔽していることを隠蔽するために上塗りをしていくのだ。その結果、何が最初の隠蔽なのかも忘れてしまうのだ。そしてある日、都合のよい隠蔽の皮膜が最後の真実と錯覚し、錯覚させ、それで書き換えてしまう。

 

それは、海外企業との訴訟で体験したことがあった。意図的な隠蔽ではなかったが、いつのまにか自分側の都合で実際のやりとりを忘れ去り、記憶を組み立てていることが解ってくるのは法廷での恐怖に近い危機感とともに、胸のつかえがとれていくような安堵感でもあったことを思い出す。

 

それでも、諺にもあるように、ウソも方便。洗いざらいぶちまけてスッキリすることはまるでマスターベーションだと思っている。いわなくてもいいことがある。いうべきでないことがある。

因に英語には、ウソも方便に該当する訳語で、一番近いのは、

Well-intentioned lie。善意のウソ。

Warm lie. 思いやりのあるウソ。

White lie 罪のないウソ。

あたりか。。。

 

page.auctions.yahoo.co.jp

 

 

 

ところで、検査部にいる密命を帯びた半沢の先輩・富沢さん。

どうしても、プロレスの藤原組長が脳裏に浮かんで離れません。映像化の際は是非キャスティングして欲しいものです。笑