半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【読書/映画感想】

Blind Faith  帰り道が分からない Can't find way my home

Blind Faith 帰り道が分からない Can't find way my home【読書/映画感想】20230603 迷走する時代前後のクラプトンの支えとなってくれたであろうスティービーウィンウッドのバンドの名作。とりわけCan't find way my homeはクラプトンの心情に合致するので…

青葉の季節はカントリーロード

青葉の季節はカントリーロード【読書/映画感想】20230528 またも発掘してきたアナログレコード、ドゥービーブラザース Toulouse Street、ジャケットは流石にボロくなってしまっているが、音質は衰えてなかった。 Wowoh-Listen to the music♪ イントロのギタ…

僕らが恋をしたのは(4)完結編 オノナツメ 

僕らが恋をしたのは(4)完結編 オノナツメ 【読書/映画感想】20230526 平均年齢70歳のじじい4人のログハウスのある集落にやってきた美女、その5人の物語の第4巻完結編。キザさん、ドク、教授、大将。そしてやってきた美女は元女優ということだけはわ…

君が見たのは誰の夢? 森博嗣 WWシリーズ

君が見たのは誰の夢? 森博嗣 WWシリーズ【読書/映画感想】20230524 Amazonの書評感想を見てネタバレを書いてはいけないと再認識したので今回は感想少な目。というか何も書けんぞ?w オビにあるように、ロジが未知のウイルスに感染したというエピソードから…

ゲームスターズ(2)GAME STARS オノナツメ

ゲームスターズ(2)GAME STARS オノナツメ【読書/映画感想】20230503 新作シリーズの第二巻。第一作で巻き込まれた殺人事件がらみで若い探偵の手伝いをすることになったホテルドアマンと大富豪。それぞれの特殊能力を活かして事件解決に臨む テレビに出て…

BADON(7) オノナツメ 

BADON(7) オノナツメ 【読書/映画感想】20230425 ACCAシリーズのスピンアウト 首都バードンでアッカラ出身の前科持ち中年が高級タバコベンチャーで再起を目指す物語。しかし如何せんヤッカラ区出身の輩(やから)たち、平穏な日常が過去からのしがらみで掻…

紛争でしたら八田まで(12)

紛争でしたら八田まで(12)【読書/映画感想】20230418 11巻のカラフルな表紙から白バックに戻った。こちらのほうがやはりしっくりくる。 今巻の舞台は、永世中立国のスイス。信頼あるホテルで行われている疑いのある違法な安楽死の噂から八田百合が依頼…

植物は王者だ、いや秩序かも

植物は王者だ、いや秩序かも【読書/映画感想】20230118 新年のNHKいい番組やってた。 www.nhk.jp 進化をテーマとして、例えばキャベツは食べられると苦味を出すように進化し、昆虫から自分を守る。しかし、昆虫もその苦味を消すように進化する。するとさら…

僕らが恋をしたのは(3)オノナツメ

僕らが恋をしたのは(3)オノナツメ【読書/映画感想】20221128 平均年齢70歳のじじい4人のログハウスのある集落にやってきた美女、その5人の物語の第3巻。気がつけば自分もこのジジイたちと同じ年代になりつつある。キザさん、ドク、教授、大将、どれ…

紛争でしたら八田まで(11)

紛争でしたら八田まで(11)【読書/映画感想】20221127 10巻までは表示の背景が白だったが11巻はカラフルに。意図あり? 舞台は、ゲリラとの闘争から立ち直ったコロンビアで、地域開発を妨げる残党のゲリラの調査とプロジェクトを進めるための提案に向か…

武漢コンフィデンシャル 手嶋龍一

武漢コンフィデンシャル 手嶋龍一【読書/映画感想】20221117 いつもながらよくできている。武漢から発生した新型コロナウィルスとその後今までにも至る地球規模のパンデミックの”もしかすると”そうなのかもしれないバックグラウンド、陰謀、歴史、ウィルス…

野性の呼び声 バックとソーントン

野性の呼び声 バックとソーントン【読書/映画感想】20221016 ペットとして飼われた賢く、優しい大型犬がある日拐われ売り飛ばされ郵便配達の犬ぞり犬となるがまた売られてしまう。今度はゴールドラッシュの犬ぞりとなるがひどい飼い主でそこから助け出され…

ペットショップ無惨 池袋ウェストゲートパークXⅤⅢ 石田衣良

ペットショップ無惨 池袋ウェストゲートパークXⅤⅢ 石田衣良【読書/映画感想】20220928 石田衣良氏のIWGPシリーズの最新刊18巻。 常盤台ヤングケアラー 未成年ケアラーの辛い抜け出せない地獄のような境遇に付け入る売春組織に向かうマコトとGボーイズ。 …

ZOKU 森博嗣

ZOKU 森博嗣【読書/映画感想】20220927 2004年の森博嗣 ノベルズ ZOKUは「族」、最初は「暴音族」が密かに仕掛けた僅かなノイズ。それが少しだけ誰かに被害をもたらすが法律上は問題なくちょっとの話題で終わる。次は「暴振族」、同じような微妙な振動でち…

BADON(6)オノナツメ

BADON(6)オノナツメ【読書/映画感想】20220913 ACCA13区監察課に登場したドーワー王国のバードンを舞台にした物語の第6巻。 BADON(5) - 半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups BADON(4) - 半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups BADON(3) - 半蔵門御散歩雑談/OD…

GAME STARS   オノナツメ

GAME STARS オノナツメ【読書/映画感想】20220908 高級ホテルに住む初老の男と初老のドアマン、彼らはそれぞれ、嘘を見抜ける力と相手に意図しない行動をさせる能力を持つ。ホテル住人が殺された事件に巻き込まれその能力を活かして事件に関わっていくが、…

紛争でしたら八田まで(10)

紛争でしたら八田まで(10)【読書/映画感想】20220907 ロシアウクライナ戦争にしても、中国拡大路線にしても、地政学的理解、解釈、分析がますます必要な時代になっている。今まさに最適なシリーズ。 本巻のストーリーは、 他民族を受け入れてきたフラン…

喜嶋先生の静かな世界

喜嶋先生の静かな世界【読書/映画感想】20220530 おそらく著者:森博嗣氏の院生時代の体験を元に書かれている自伝的小説。学部生時代から修士、院生になる間に出会った師匠的研究者 喜嶋先生とのエピソードを通して、科学の民主主義的な魅力、研究生活の魅…

僕らが恋をしたのは(2)オノナツメ

僕らが恋をしたのは(2)オノナツメ【読書/映画感想】20220529 平均年齢70歳のじじい4人のログハウスのある集落にやってきた美女、その5人の物語の第2巻。気がつけば自分もこのジジイたちと同じ年代になりつつある。キザさん、ドク、教授、大将、どれ…

紛争でしたら八田まで(9)

紛争でしたら八田まで(9)【読書/映画感想】20220517 地政学のノウハウと紛争解決のノウハウ(知性とチセイと力技=主にプロレス技)を武器に世界各地の紛争を解決に導くプロ八田百合。決して正義を追求するのではなく、落とし所を探して持続可能な解決を…

今更ハルキ

今更ハルキ【読書/映画感想】20220515 村上春樹氏の作品は、時代的にはほぼリアルタイム世代だったにも関わらず還暦近くなるまで読まなかった。理由は特にはない。村上龍氏作品は読んだのに。なぜかは今でもやっぱり不明だがいつだったか一度読み始めて「こ…

リアルの私はどこにいる?Where am I on the real side?

リアルの私はどこにいる?Where am I on the real side?【読書/映画感想】20220510 森博嗣氏のウォーカロンシリーズの続編 WWシリーズの5作目。ハギリ博士は、楽器職人グアトとして、情報局員ウグイはロジとしてドイツの田舎で夫婦?みたいな生活を送る。…

男の作法

男の作法【読書/映画感想】20220314 原作は池波正太郎氏作の同題名文庫で男の作法を描くエッセイ。鮨屋の選び方、粋な頼み方、シャリやムラサキなどのプロ用語をやたらと使うもんではないよと諭してくれる「おじさん」に巡り合った元編集者の保険セールスレ…

Paterson パターソン

Paterson パターソン【読書/映画感想】20220308 ニュージャージ州のパターソンに住むパターソンさんは、 詩人であり、 バスの運転手だ。 愛する妻と愛犬マーヴィンと暮らす。毎朝6時に起きてバスを走らせる。夜には犬の散歩に出かけ、途中でいつものバーに…

コーヒー&シガレッツ(はてな記事 2424)

コーヒー&シガレッツ【読書/映画感想】20220301 (はてな記事 2424) めちゃめちゃ変な映画。繋がりのない11話の”コーヒーとタバコ”にまつわる脈絡のない雑談のような話。登場人物は役者本人役。 www.youtube.com 変な出会い 白黒でコーヒーとタバコにま…

BADON(5)

BADON(5)【読書/映画感想】20220204 オノナツメ氏の作品「ACCA」のスピンアウトの5巻。首都バードンで、ムショあがりのヤッカラ区出身の4人が始めたベンチャー高級タバコ店。1周年を迎えようとしている。リリーが17歳なのが周知となり、一方、昔の…

紛争でしたら八田まで(8)

紛争でしたら八田まで(8)【読書/映画感想】20220202 2022年2月2日は、また語呂の良い日である。2020年のあと、2月22日についで今年しか味わえない2の並んだ語呂。 さて、麻生太郎氏が「知らないの?」と記者に述べたという同書は、第二次…

一度も撃ってません(はてな 記事 2396)

一度も撃ってません【読書/ 感想】20220201 (はてな 記事 2396) 2019年、石橋蓮司主演のハードボイルドコメディだが、超豪華出演者が揃う。 殺しを引き受けるが実は一度も本当に撃ったことがない伝説のヒットマン御前零時(ごぜんれいじ)に石橋蓮司…

鳴かずのカッコウ

鳴かずのカッコウ【読書/映画感想】20220121 インテリジェンス小説といえば日本なら手嶋龍一氏だと思っている。「汝の名はスパイ〜」「ウルトラダラー」などは読み応えがある。2021年3月出版11年ぶりの新作小説だ。 目立たない公安調査庁という組織…

ファブル 殺さない殺し屋

ファブル 殺さない殺し屋【読書/映画鑑賞】20210117 どんな相手も6秒で殺す、道具は手動で装填が必要なハッシュパピー、しかし誰もその正体を知らない伝説の殺し屋「ファブル」それは寓話という意味のニックネームだ。恐ろしく強いが売れないコメディアン…