君が見たのは誰の夢? 森博嗣 WWシリーズ【読書/映画感想】20230524
Amazonの書評感想を見てネタバレを書いてはいけないと再認識したので今回は感想少な目。というか何も書けんぞ?w オビにあるように、ロジが未知のウイルスに感染したというエピソードから始まる今作、しかも、感染経路、潜伏期間も不明で、当然治療方法も不明というキャッチ。現代のパンデミックを想起させる。
コロナ禍で、統計的な根拠などは把握していないけれどウィルスは弱毒化して宿主を殺さないように変化して生き延びようとするという説は体感的にはそうなんかなと緩く同意したくなる。新型は脅威にならずに共存路線に変わっていっているのだろうか。ウイルスとは違う細菌でもある程度は常在しないと変調をきたす場合とかもあると聞くので人間の進化に新たな局面を迎えるためのトリガーになるんだろうな。今作のウイルスはもっと大きな影響を与えそうだがシリーズ当初の大きな懸念が解決されるのか、そうなるともうシリーズ終了?とも想像されるが、まだ終わって欲しくないなと仄かな希望。
次作の展開は、「夢(寝ている時に見るあの夢)の共有」がマガタ博士の描く未来なのかはっきりしてくるのかもね。