サイクリストの魂【読書/映画感想】 20231118
ポルトガル、英国が舞台のクラシック自転車を愛するグループのドキュメンタリー。古いスタイルのランドナーを中心に、自転車本体はもちろん、服装や周辺グッズなども作り出し、生活の一部として自転車ライフを楽しむ人々。ハンチングやハット、白シャツにツイードジャケット、蝶ネクタイを身につけて、ワインを携えて自転車で山登り、自転車仲間と知り合い、会話し、政治談義、お弁当を食べて、ワインを飲み、そして、また自転車で戻ってくる。
最初に望郷ラインセンチュリーライドに出た時、私は前2段後5段の古い古いブリヂストンのロードレーサーを駆っていた。あまりにも古いので他の出場者から「それ懐かしいね」と話しかけられた。しかし、坂道は辛かった。かつてはそのタイプで三国峠を超えて新潟の海まで往復したのにその力はすっかりなくなっている。その後、スペインのBHに買い換え、はるかに楽に赤城山を走れるようになった。最初の参加では途中の食糧補給時にもインスリンを打たなければいけないと考え荷物をたくさん背負っていたが、2回目以降は食べても走れば血糖値は落ちることがわかり調整することができるようになったので身軽に走れるようになった。呼吸法もコツをつかみ、酸欠にもならず、乳酸も溜まらず、毎回、完璧な走りを満喫する。
といっても、すごく遅いよw でも走りはピーターサガンの気分。サガンはロードレースを引退し、BMXに戻ったな。フルームも出てこなくなり、カベンディッシュもそろそろか。
時代は変わる。