もうひとつだけ職業やれるとしたら【御散歩雑談】20200309
2016年の2月5日にfacebookにこんなことを投稿していたと、facebookの思い出機能?が教えてくれた。
今じゃない「いつか」を目指し、
今いるところじゃない「どこか」を探し、
今いる人じゃない「誰か」を求める
そういう人が多すぎる。それは、単なる”逃亡”だ。
厳しいことを言っている。自分向け?誰か向け?覚えていない。
4年後の同日、翌日61歳になる同日に、これに該当するような逃亡心が目覚めているので深掘りしてみる。
ここのところ、関係している仕事がイマイチうまく収まらない。直接手を動かしていないので、それもまたもどかしいところでもあるが、夕方になって、タイトルのような考えがふっと頭に浮かんできた。
もし、もうひとつ職業に携われるとしたら
何をやりたいだろう?
できるかどうかではなく、何をやりたいだろう?という自問だ。
思いつくまま。
- 喫茶店のマスター
子供の頃から読んだ雑誌や小説には、魅力的なコーヒ屋が出て来た。その魅力は美味しいこーヒーをいれるマスターだが、そのマスター自身が魅力的だった。バイク少年の気持ちを分かって「750ライダー」の喫茶ピットインのマスター。
車のりのアニキでBOSSだったGTRを転がす「GTロマン」のマスター。物静かで陰のある「珈琲屋の人々」で高橋克典演じるマスター。
そして自分の高校時代の溜まり場だった「喫茶アルト」のマスター。誰かの溜まり場んなりたいのは今でも密かに思っている。
開店するのは大変なので、誰かに雇ってもらうのもいいかな。
それともこの事務所できた人にコーヒー出しているだけでもいいか。ワインも出そうかな。
- 探偵
名探偵明智小五郎に始まり、フィリップマーロー、大泉洋のバーにいる探偵、松田優作のハードボイルドな探偵、 たがみよしひさの漫画「なぁばすぶれいくだうん」の病弱な探偵も捨てがたい。
でも実は探偵じゃないがやっていることは探偵顔負けのドラマ「 グッドワイフ」の調査員カリンダのような仕事ぶりは憧れのだ。
みんなのSNSへの書き込みを見ながら推理をしているのでも十分楽しそうではある。あるいはどこかのコーヒーショップやバーでの人間観察でも十分か。
- タクシードライバー
これは特にモデルはない。デニーロのそれはワイルド過ぎるし、竹野内豊のは空想が過ぎる。
ただ、一日じゅう、誰かを乗せて都内を走り、これといった事件も無く、 夕暮れに車を洗う。夜勤明けに牛丼を食べて家路につく、たまに、 乗客と話す、 そんなドライバーでいい。 しかも車は自前の古いフォルクスワーゲンビートル TYPE-1なんてどうだろう?
あるいは誰かの運転手?そんな仕事もあるかもね。そうそう、誰か知り合いがやっていたような気がする。
どれもそう簡単にはできないだろう。ましてや収入を得るのは大変そうだ。商売っ気なくちびちびやるのはできるかもしれないが、体力は相当いるはずだ。
一種の逃げかもしれないが、そんな空想はまあ、気分転換にはなったような気はする。
誰かそんな無駄話に付き合ってくれないだろうかな。