インディジョーンズ 運命のダイヤル【読書/映画感想】20230802
81歳になったハリソンフォードが引退したインディを演じる最新作、かつ最終作だろう。前作は宇宙人が絡んだが今回は予告でも推測できるように「運命のダイヤル」といえば”時間”に関わるものだ。
若きインディが追い求めたアルキメデスのダイヤルは親友の手によって解き明かされていたがそのダイヤルは例によってナチが追いかけていた。さらに、親友の娘もお金のためにそれを追い求めていた。インディも人類の資産として追い続ける。しかしもう歳だ。アクション無理でしょ。そして気が付く。
こっちの”目”もアクションについていけない。目まぐるしい。メガネのせいかと思っていたがアクションに目眩を感じてしまう。それが証拠に過去シーンから現代のベッドで目覚め最後の授業に向かうシーンではスクリーンもよく見えた。そしてまたアクションシーン、ここでも目眩。それでも見続けると慣れてはくる。インディと並行して自分もここまできたのだな。
どこかの過去に戻ってやり直したいと思うか?という質問はよくある話だ。時空の裂け目を抜けて間違ってたどり着いたのは紀元前214年のシュラクサイ包囲戦のど真ん中。インディはそこに残りたいと心底思う。インディが生きた時代ではないが求めてきたもの、求めてきた真実、隠居するなら現代ではなく、もっと昔のいろいろな歴史の始まりと残りの人生を生きたいと望む。
あなたはどこに、どのタイミングに、どの時代に、戻りたい?