ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

【半蔵門ビジネストーク】20170727 約束のバランス

【半蔵門ビジネストーク】20170727 約束のバランス

 

約束は破らないようにしている。できない約束はしないに越したことはないが、その場の雰囲気に流されてできない約束を交わしてしまうこともある。 でもそれは自分の落ち度。交わした以上約束は極力守るようにするのが当然の義務だし自分の流儀と思っている。

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以前、 台湾の支店長とよく議論し言い争いになったのは、

「約束は守るべきだが守れない理由が正当ならば謝罪は必要ない」

と言う彼女と、

「約束は守るべきだ、 だから守れなかったらまず謝罪し理由を説明して理解を得ることが礼儀だ」

という私。

www.odr-room.net

最近、 日本でも前者の思考回路の人が増えて来たのだろうか。

 

今回も、ある人と約束を交わし、その時期が近づいたので確認すると、家族が来訪する理由を説明し始め、 黙って聞いていると謝罪もない。家族の事情はやむを得ないし、理解できる。だからといって謝罪は不要なのだろうか。

 

前述のように自分は約束が守れなければ例え自分の怪我であろうと謝罪し、そこから理解を得る努力をする。

 

それが自然だし、誰も損をしないと思うのだが、歳をとったオヤジの冷水なのだろうか。釈然としないまままた同じ人物とコミュニケーションを続ける。 

 

どうも約束のバランスが悪い。 こちらがもっとゆるやかにすればいいのだろうか。まだ腑に落ちない。

【半蔵門ビジネストーク】20170726 国境でデジタルデータは

【半蔵門ビジネストーク】20170726 国境でデジタルデータは

 

大事なデータはどこへおくべきか?

パスワード付きの自分の所有するデバイスか?あるいは、セキュリティが堅牢に保たれた(保たれていると仮定して)クラウドやどこかのサーバー上か?

前者がいいような気がするが、万が一デバイス自体を紛失してしまったり盗まれたりした時には取り返しがつかない。では後者か?でも、本当にセキュリティが保たれ続けているのか?当局が突然データセンターを差し押さえて外部からのアクセス、所有デバイスからのアクセスを遮断してしまったらどうするか?

 

やはり前者の堅牢なセキュリティでロックされた個人のデバイスに入れておくのがいいように思う。

が。。。

 

アメリカ国境では、当局は令状なしにローカルに保存されているデータを捜索できることが明確になっている。

jp.techcrunch.com

 

どんなに堅牢で自分しか開けなくしておいても、当局にその権利があるならば、「開けろ」と命令されれば拒否できない。

しかし、逆に言えば、ローカルなデバイスに保存していなければ、捜索されないということになるならば、例えば大事な情報は全てクラウドであればよいのだろうか?

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それは国境を超える際の一時しのぎに過ぎないだろう。令状は必要とするものの、当局はクラウドにあるデータを強制的に開示(開示なので押収に当たらない)させる手続きはとれるので、隠し通すことはできなそうだ。

it.srad.jp

もちろん、犯罪に繋がるようなデータを権利を盾に隠し続けられるとしたらそれはそれで問題だ。でも、ホントにプライバシーにあたる情報は守れるようになっていてほしい。例えばどんなデータかというと。。。

それは非公開なので。。。w

 

【半蔵門ビジネストーク】20170725 ジュディ判事

 

【半蔵門ビジネストーク】20170725 ジュディ判事

 

ジュディ判事=Judge Judyは、アメリカのTV番組の題名ですが、以下の記事は、米国で実用化されているODRの一つで、新たに1.8Mドルを資金調達した、FairClaimというサービスです。

 

jp.techcrunch.com

 

元々弁護士だった人が立ち上げたビジネスで、今やウーバー的なシェアリングサービスには定番となりつつあるそうな。

“レンタカーのTuroはサービス規約にうちの利用を載せている”

 そうです。

 

当事者間、仲裁人、調停人の議論は全てオンライン=ネットまたは電話で行なわれるといい、電話を使うところに実はリアリティを感じる。ネットが苦手な人々はまだ沢山いるだろうから。

 

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ODRで資金調達に成功しているのは、MODRIA社が有名で、もしかすると唯一かもしれないかったが、こうした資金が動き出してニュースになるのは、実用化されてくる証、兆しだと思えるのです。

【半蔵門ビジネストーク】20170724 螺旋階段のように(2)

【半蔵門ビジネストーク】20170724 螺旋階段のように(2)

 

先日の螺旋階段のように(1)では、コンピュータが汎用機の共用からクラウドになってまた、同じアイデアに戻ってきた話を書いたが。。。

www.odr-room.net

 

グローバル企業

といえば、日本だったらトヨタやパナソニック、シャープなど枚挙にいとまがないが、こうした企業の形態は、日本で作って海外で売るのではなく、現地に法人を作って、現地採用、現地で納税、もうそれはまさにグローバル企業である。当然、最初は日本の製品を輸出するところから始まって、やがて現地に法人を設立するという手順を踏んだろう。最初は越境取引だったはずだ。

 

アジアのMSME

8月にベトナムでAPECのサブグループ会合がある。懇意にしているベトナム政府の関係者から招待されていく予定だが、開催主旨の本文には、

APEC地域では、企業の約97%はMicoro Small Medium Enterprize(中小企業)で、それらが就業人口の70%を雇用しているが、そのうち、グローバルなビジネスをしているのは、35%しかない。国内人口だけではビジネスにも限界があるのだから、越境取引に展開するのは有望な選択肢である。APECはこれらを支援する。。。

とある。

だから今回8月のAPEC Work Shopでは、越境取引を進展させるための課題などがテーマとなっているのだ(ちなみに私は消費者保護の一環としてのODRについて話す予定)。

日本での越境が燃え上がった

日本でも、ネット取引なら海外に売らないとということで盛り上がった時期があったが、楽天が海外展開を次々よ撤退したりして、なんとなくトーンダウンの気配。反対に、amazonが日本を席巻している。今やamazonは米国企業だが、日本に倉庫を持ち、日本の製品を日本人に販売している。まるで日本企業。いや日本企業だ。

越境取引が「うまくいく」ということは

中国が大きな市場だと、ネット取引でリスクを回避しながら進出した企業も、多くは撤退したが、市場は膨らんだ。すると消費者の要望はなるべく早く配達されることになってきて、最近では物流と倉庫の提携により、中国でも翌日届くネット通販が主流になりつつある。amazonと同じように、日本の製品を得るが現地の倉庫から現地物流で配送される、もう中国企業といってもいい。うまくいくということは、そういうことだ。

 

かくして、ネット時代。わざわざ企業を現地に設立しなくても、消費者に販売できるネットビジネスは、うまくいった企業は現地化していく。トヨタが、SONYが、パナソニックがそうだったように。

 

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まるで、螺旋階段をまわっているようだ。

さて。同じような景色だが、

我々は上に登っているのだろうか?あるいは下に降りているのだろうか?

 

ただ、これまではうまくいったといえるのは、現地化するくらい”相当うまくいった”場合だけだったのだが、MSMEのままでも市場を世界に求めることができるようになり、現地化しなくても、うまくいったと言える企業はでてくるということだ。

 

 

【つれづれ】20170723 くさかりまさお 今年3回目

【つれづれ】20170723 くさかりまさお 今年3回目

 

柿畑の下草刈り。特にヤマブドウのツタがはびこるのをキレイにしないと収穫に悪影響が出るのは昨年で身にしみているので。。。

 

週末の午前中を3日費やす。午前中だけなのは体力的な問題。

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そして柿の実り具合はよい。しかし摘果はしなかった。

丸いのは富有柿

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四角っぽいのは次郎柿。

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少し時間があったので、三角地帯の植木場も。

草刈り前。

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草刈り後。

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熱中症に注意だ。

【半蔵門ビジネストーク】20170721 螺旋階段のように(1)

【半蔵門ビジネストーク】20170721 螺旋階段のように

 

例えば、IT業界。

大きなマシンを借用して使用

私が新入社員として社会人となったIT企業は、多くの仕事を汎用機のメーカーに依存していた。PCやスマホ時代の現在とは異なり、コンピュータのメモリは高価で、コンピュータ自体も大型で、多くの電力を使用し、発熱量も多く、ダウンすると再稼働させるまでに手間も時間もかかり、結果として、安定した空調と電力供給のできる室内におくしかなかった。結果として、各企業に1台ではなく、一台の大型汎用機を、タイムシェアリングといって時間で分散して使用する方式が主流であったのだ。例えば、冒頭の会社は、電気メーカーの汎用機マシンの使用時間を何月何日の何時から何時まで確保し、その時間になると構内にある端末機からログインして、CPUとメモリを借りて使用していた。やがて、メモリや半導体が量産と技術進歩によって低価格になってくると、マシンも小型化し、結果各企業が所有できるようになってきた。

しかしまだメーカーの呪縛があった

ところが、コンピュータ本体を購入すると、その上で動作するソフトウェアが必要だが、どのメーカーでもそのメーカー製あるいは指定したソフトウェアしか動作しない仕組みが主流だった。例えば、メーカーAの計算システムが素晴らしいので使いたいと思っても、所有しているのがB社のコンピュータの場合は動作しない。コンピュータ自体を買い換えるにはコストがかかりすぎ、同じメーカーの製品を使うしかなかった。

PCの普及とオープン化、ダウンサイジング

やがてPCが開発され1人1台の時代となり、小さなコンピュータでも高速な処理ができるようになり、機器全体が小さくなり、一気に普及が広がった。同時に、ソフトウェアが中心的に選択されるようになり、どのコンピュータでも同じソフトウェアが動作できるようになるべきだという考えが広がって、現在のPCやスマホのように、アプリが使用の中心となっていく。

ホスト型からクライアントサーバー型へ

PC性能があがり普及すると、ホスト側に頼っていた演算をPC側で行うほうが効率がよいとクライアントーサーバー型のシステムが普及し始めた。ホストはサーバーとなり、データだけを保持する方式になっていった。

Saasの登場

しかし、あまりにクライアント側PCへの負荷が進むと、今度は共通の部分はサーバーにあったほうがいいのではという考えになっていく。共有できる部分は、Saasなどの方式で、共有する仕組みになっていった。

クラウド化

そしていまやクラウドだ。手元のPCにも情報はあるが、取り替えても、違うPCを使用しても、PCとスマホを交代に使用しても、同じデータや個人属性を共用できるクラウドの時代となった。

 

さて。。。

その昔、中央にある大型のコンピュータ資源をみんなで使っていたが、それを分散させた。のに?また、クラウドで雲にたとえられる大型のコンピュータ資源を、みんなで共有しているように使う形態に戻ってきた。

似て非なるものだともいえるかもしれないが、みんなで共用するという考えがまた採用されなおしたということだ。

 

 

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まるで、螺旋階段をまわっているようだ。

さて。

我々は上に登っているのだろうか?あるいは下に降りているのだろうか?