【ODRピックアップ】20160120 ”お問い合わせ”のページまで連れて来て
昔々、Webが始まったころには、大抵のWebページのトップには、”カウンター”がついていました。ページを表示する度にカウントアップされ、密かに自分のページの人気度を争ったものです。だから多くのカウントを稼いだのは、「カウンターを提供するスクリプト」を無料で公開しているWebページだったりもしました。
初期のカウンターは、同じ人がくり返し訪れた場合でもカウントしていたので、自分で何度もリロードする人もいたようです。アクセスが多く集まればそれは広告メディアとなり得ます。アクセス数にお金が絡んできて初めてアクセスの質が問われるようになり、PV(Page View)という概念が主流となりました。
弊社でも、Webページを開発して提供したり、運営を委託されている場合には、PVをベースに報告をしますが、加えて以下のような部分を確認して、分かり易いレポートにしています。
PV 文字通りページを閲覧したユニークユーザーの数
直帰率 いずれかのページに来てから他のページを観ないで帰ってしまった率
新規ユーザー 初めてサイトを閲覧したユーザーの数
閲覧時間 閲覧時間の平均値
特に重視して細かく報告するのは、閲覧時間。
国別でのアクセスは10数カ国からありますが、閲覧時間が0のアクセスの国が30%〜50%になることがあります。これらは、ロボットによるクロール的なものと考えられ、PVにカウントされているものの、実際にはHPを閲覧するということになっていません。同じことは国内のPVにも言えます。都内の23区別のPVに閲覧時間が0のものが時々あります。数は多くありませんが、PVがあるからといって真に受けてはいけないことを現しています。
SEO対策には、外部の事業者を利用はしていませんが、定期的にWebを更新して、主要なキーワードによる検索ランクを確認しています。検索結果の順位を知ることは重要ですし、周囲の検索されるページの変化を観ることで、その分野のWeb界での動きが活発なのかどうかを感じることができるからです。
最後に、独自の指標として報告しているのが、
「お問い合わせ」ページへのアクセスです。
Webサイトの目的が、広報的であり、営業支援効果であるのであれば、十分な営業人員をもたない顧客企業にとっては、インターネットを経由してはいってくる問い合わせや引き合いを期待したいところ。
実際に問い合わせがなくても、「お問い合わせ」を見に来るということは、そのための第一歩です。また、誘導する施策の評価としても大事な指標となります。