【ODRピックアップ】20150821 笑えないエピソード
中国・天津での爆発(※注 2015年の事件です)は、多くの犠牲者を出し未だ調査も難航する大事故で、命を落とした方にはご冥福を祈るしかありませんが、被害の拡大の一因に、水と反応して爆発を起こす物質への放水があったということは、「そんなバカな」という思いがわき上がり、かつ、自身の経験を思い出しました。
2年程前に、弊社台湾支店の支店長から連絡が滞ったので心配して何度も連絡すると、娘さんが転倒して足を痛めたことがわかりました。大事でなくてよかったのですが、娘さんがfacebookで「こんなに腫れた」と写真を出していたので見てみると、足首が痛ましくふくれあがり、どうみても骨折です。
「病院に行きなさい」
「もう行きました」
「骨折でしょ?」
「漢方の先生はまず湿布をして2〜3日様子をみてといわれた」
「え?いや折れてるって!」
それでも伝統的な医療を信じるということで2〜3日様子を見たようです。
そして漢方医へ。
「うむ、治らんな。骨の問題かもしれんな。西洋医学の病院へ行きなさい」
「だから言ったでしょ?」
"西洋医学の病院"でレントゲン撮影し、骨折確定。
「あ〜〜もう少し早く来ればよかったがもう骨が固定されてきている、手術してギプスだね」
「だ〜か〜ら〜!!」
前述の記事に、「ガス漏れにマッチ」を擦るという信じ難いお話が載っていますが、台湾の「骨折でも漢方医」は、相通ずるものがあると感じます。
しかし、エピソードとしては笑えない。
古い英国車はオイル漏れをする頻度が高いそうです。
「オイル漏れているよ?」
「うん。漏れているね。よし。オイルが入っている証拠だな」
これはちょっとだけニヤッとします。