捕まりたくない【半蔵門ビジネス雑談】20191127
中国深センにて、WTA年次総会と中国越境取引推進のカンファレンス開催された。当社はTradeSafe社の海外担当として中国、香港、台湾、マレーシア、シンガポール、タイとともに出席し、パネルディスカッションに登壇。深センーマカオー香港間で越境取引を推進するための調印も行われた。
詳細は別記事に詳しいのだが、以下の記事でちょっと気になり始めたのは、今後の発言を気をつけたほうがいいのかも?ということ。
すでに日本人が14名拘束されている。最近の逮捕は北海道大学の准教授で、特に機密情報を扱ったということでもなさそうだそうだが、歴史研究ということなので、中国としては知られたくない情報に触れた可能性は否めないようだ。あるいは、過去に日本の公安に情報提供をして謝礼を受け取っていたりするとその事実だけで危険人物とされている例もあるらしい。
また、中国の機密にはアクセスしていなくても日本の機密的なものを聞き出そうとして拉致される可能性もあるのだという。そういう拉致はこわいので、いつも空港には送迎が来てくれるよう頼んでいる。だから一応、安心はしているのだが、帰国時に逮捕というのもあるのだとすると、次回からまたドキドキものだ。
そしてハニートラップもありそう。到着するとすぐに女性スタッフがいろいろと面倒を見てくれるのだが、写真を撮ってWeChatに送ってくれるのはいいとして、WeChatで自分の写真などを送ってくるのだ。流れに任せてやりとりをしていたのだが、あまり深入りするととんでもないことになるかもしれない。注意すべきだな。
もっと不安なのは、日本政府は前述の13名(最新の1名は逮捕されたばかりなので除いたとしても)に対して返還交渉などをしていないということ。違法越境では終身刑もあるそうなので、よくよく気をつけないといけない。招待してくれる機関も守ってはくれないだろうしね。