過剰コンプラ【たまプラビジネス余談放談】20240301(はてな記事 3165)
先日来、生成AI「Bard」で画像生成を実験している。日本はもうすぐお花見シーズンがやってくるので、今日は、お花見を楽しむ家族のイメージを生成してみよう。
まずは作りたいイメージの内容だ。
家族でお花見だから、父と母、子供は娘二人、そして黒柴の子犬、みんなで桜の花の下で、場所は日本。generate a image of a family including a husband and a wife, 2 daughters with a black Shaba dog. They are sitting under a cherry blossom, in a park, in Japan.
しかし、これだと拒否されてしまう。I can't generate images of that. Try asking me to generate images of something else.
どうしてか尋ねてみると、
「偏見を助長する可能性がある画像を生成するのはポリシーに反する」だって。
家族の構成が、「父と母、子供は娘二人」ステレオタイプだというのか?
家族の細かい描写は省いて、「家族」だけにしてみる。enerate a image of a family with a black Shiba dog. They are sitting under a cherry blossom, in a park, in Japan .
すると今度は生成された。以下の3画像。どうだろう?
場所を日本としか指定しなかったせいか、登場人物はアジアンではあるが、日本人的ではないように感じる。
家族を日本の家族にしてみる。generate a image of a Japanese family with a black Shiba dog. They are sitting under a cherry blossom, in a park, in Japan.うんまあ少し近づいたような感じか。
偏見や画一化しないように生成しているのはDeep Fakeを避ける意味あいもあるのだろう。しかし、実際には家族の多くは偏るものではないだろうか。これは素直な感想。日本の家族なのだから日本的に偏るのは当然なはずだ。
ちょうど今TV番組で、「不適切にもほどがある」というドラマを放映している。
昭和から令和にタイムスリップした熱い教師が、バス中でのタバコ、運動部でのケツバット、男らしくしろと叱咤して、コンプライアンスに反しまくり騒動を引き起こすが、彼からみれば令和は過剰コンプライアンス状態。第一話では、「頑張れ」というとプレッシャーになるからいわないというテーマだが、違うだろ?いやいいのだ!というせめぎ合いが表現される。エンタメドラマなので熱い意見交換ではなくて、ミュージカル仕立てで主張しあうというコンプライアンス対応な表現なのは、アイデアものだ。
コンプライアンス、今は過渡期だと思っている。これから自分達で考えあてはめ変えていかなければならないのだろう。
(掲載の画像はすべてBardにより生成されたもの)
(はてな記事 3165)