ODR Pickups/半蔵門御散歩雑談

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このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

前借りは解決を促すかな 〜我々に給料日"後"はあるのか〜【半蔵門ビジネス雑談】20180423

前借りは解決を促すかな 〜我々に給料日"後"はあるのか〜【半蔵門ビジネス雑談】20180423

 

サラリーマン時代の初期、前借り制度を利用したことがある。給料が少なくて都会での一人暮らし、付き合いもあり、買いたい物も沢山あった時代。どうしても給料日前になると学生時代を思い出させる金欠となってしまい、先輩社員に「飲みに行くぞ」と誘われても、「お金なくて」とお断りせざるをえない状況で、前借り常連の先輩から制度の存在を知り、それ以降暫くの間前借りの常連となってしまったことがあった。バブル期でもありお金使いが荒かったせいもある。

 

と言っても前借りの上限は2万円と決まっており、当時の手取り給料の10%程度で、借りすぎにはならず、翌月注意すれば取り戻せる範囲の制度設計になっていたようだ。それでもずいぶん助かったものだ。

 

最近前借りが増えているニュースが出ていた。

thepage.jp

www.newsweekjapan.jp

背景には、労働者賃金の低下と物価の相対的な上昇があり、

日本の労働者の平均年収は20年前には420万円、現在は360万円にまで下落

という数字がそれを表している。私のように使い過ぎていなくても、給料日前には現金が不足してしまうのだ。

 

またもう一つは、技術の発展。

企業と契約し、社員への前借りをスマホひとつでサポートするフィンテック 関連企業が登場したからだ。こうした企業は、各社と契約し、前借りする社員には本来なら企業の人事部等で行う前借りの手続を経ないでスマホひとつのクリックで翌日に前借り分が振込まれるという仕組みになっている。企業は直接振り込まないので、資金的にも負担はなく、社員としても気軽に申し込みできるのでその点はいいが、ある意味で融資なので、今後その辺りをどのように扱うかは議論の余地がありそうだ。手数料は企業と社員とどちらが負担するのだろう?双方か?フィンテック企業が儲かるね。

 

さて、前借りしてしまうと、翌月の手取りはその分少なくなるので、結局、その次月も不足してしまうことになり、収入を増やさない限りは永遠に前借りが続く事になってしまう。前借りは特殊要因で不足した場合でない限り解決には繋がらないだろう。それはみんなわかっているとは想うが。

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変わらないのは、給料日前には「給料日前だから」という言い訳があるが、実は給料をもらった直後から次の給料日前になり、給料日”後”は永遠に来ないのではないかという罠。笑