トーカティブドライバー Talkative Driver【たまプラビジネス余談放談】20240510
九州の旧友を訪問した際は移動は基本的にはレンタカーだったが、一度だけ、食事会にいくのにタクシーに乗った。やっぱり呑むだろうからね。
駅前で拾ったタクシーに乗り込んで行き先を告げる。店の名前と住所。「どういうルートで行きますか?」と聞かれたが、
「旅行で来たのでわからない。お任せしますよ」というと、
「じゃあ、XX経由で。どちらも同じなんだけど、こちらのほうが混んでいないことが多いから」と言われた。これもおまかせするしかない。しばらく走る。
「旅行ですか?」
「そう、大学時代の友達に会いにね。」しばらく走ると突然、
「先日、因縁をつけられてこまりました。」と話始めた。
「酔っ払っていて、遠回りしてるだろうと因縁つけられて。こっちはそんなことにしていないのに」
「あらまそりゃ大変でしたね」と相槌。
「結局警察呼んで降りてもらって」
「酔っ払いはこまるね。酒癖悪いと迷惑だね」と相槌。
そのあとは
「Bla..Bla...Bla......」と延々と続いた。景気の話、インバウンド客の話。。。いわゆるトーカティブTalkative なドライバーさんだった。
Talkativeは話し好き、話しすぎる人を表す形容詞だ。
ポジティブな意味では、”明るく話しやすい”、”話題豊富で面白い”、”コミュ力高い”などを意味し、ネガティブには、”話しすぎ”、”うるさい”、”話がまとまらない”、皮肉をこめて”行動に移さない”などがあるそうだ。”口ばっかりだね”的な意味合い。
個人的には、特に英語圏ではなく日本語の中にカタカナで織り交ぜて使うとき、「ネガティブな意味合いをオブラートする」意図が見え隠れする気がしている。立板に水、話がまとまらない、口を挟めない、そんな話をする人が偶にいる。そんな時、”あの人、Talkativeでさ、話長くて途切れない、割り込めない”なんて場合。
経験上だが、もう一つは、コミュニケーションが実は苦手な人が沈黙を恐れて捲し立てている場合もありそうだ。これは公開できないが複数の実際の事例がある。このドライバーさんもややこの傾向の匂いがするな。
さておしゃべり好きなドライバーさんだが、散々語りまくって目的地につくと、「へぇ〜こんなところにこんな店があるんやね。よさそうだから今度来ますわ」と何弁かわからないコメントを残した。帰りは旧友たちと途中まで同乗したが、少し安かったので、もしかすると若干あれか?笑