【ODRピックアップ】20130117 MDM(Mobile Device Management)
昨年の終わりにこの欄で取り上げたBYOD(Bring Your Own Device)ご記憶でしょうか?
スマートフォンやタブレットを業務に使用することは様々な便利さと伴に
"情報を取り込んだ機器の紛失や盗難、不正アクセスあるいは退職時のデータ
持出しなどのリスクにも対処する必要があり、社内でのルール化が重要となります。"
とちょっと面倒な面もお伝えしましたが、こうした煩わしさを軽減し、より効率的に
活用するためのシステムも用意されています。
MDM(Mobile Device Management)といわれるソリューションです。
具体的には、
1)リモートロック、リモートワイプ機能
そしてより機能的に活用するための機能が
2)管理機能
3)配布機能
4)位置情報管理
です。
1)リモートロック、リモートワイプ機能
これは、紛失、盗難の場合に遠隔からコントロールして
使用できなくしたり情報を削除する機能です。
これで、一番の懸念である情報漏洩あるいは機器を不正利用されるのを防ぐことができます。
ここまでは、携帯電話会社がサポートしている場合が多いですね。
2)管理機能では、
各人が勝手に設定を変更してセキュリティが弱くなってしまったり
することを早期に発見するための機能
3)配布機能は、
使用しているアプリケーション例えば営業報告やスケジュール管理
などの最新版を一括あるいは個別に配布することができます。
4)位置情報管理は、
紛失時に削除する前に現在地を確認し場合によっては捜索することが
できます。削除してしまうと位置情報も使えなくなることがあるから
です。但し、いつでも位置情報が判るようにするのは、プライバシー
上問題になる場合がありますので、利用者の許可を必要とする運用に
しておくことも考慮する場合があります。
こうしたMDMシステムを導入する場合には、モバイル機器の台数や
社内サポート体制によって、社内に設置するか、外部のサービスを
借りるかを選択します。台数が多いと外部を借りると割高になります。
社内設置の場合は、サポートの体制とコストを考慮しないと運用がス
ムースにいかないことがあります。
詳細および導入ご検討の場合には弊社までお問い合わせ下さい。
参考:
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20121023/432007/