【ODRピックアップ】20151229 お国柄や慣習や
仕事納めの時期になりました。家では年末の感じが全くないのですが、街に出るとせわしないような感じがして師走の雰囲気が漂っています。事務所1Fの喫茶店は休み。そして、なんとドトールコーヒーが既に休みに入っていて、オフィス街ならではと感じます。おそらく多くのレストランも休みなのでしょう。影響で、いつもいくイタリアンが激混み。諦めてキッチンジローのカウンターでささっと済ませます。
メールボックスにはいつもと変らずジャンクメールも含めて届きますが、その中に中国の知人の教授の秘書から、「日中共同研究」に関するお誘いメール。この教授は、以前とあるお役所の会議で知り合い、ODR FORUMを紹介しました。そして、6月のニューヨークのフォラムにも参加し、自力で「各地のODRを紹介する」セッションで発表までこぎ着けるという剛力な方です。その彼からのお誘いなので期待して内容を見ようとすると。。。
秘書さんのメールには、30日までに参加の可否を返事せよ。
は?
内容が研究なのでテーマを出したり、予算を考えたりする必要があります。「日中間」となっているので、もしかすると政府レベルでの話との関係は把握しないといけないわけで、「今年もお世話になりました」メールが飛び交うこの年末にそんな重要な判断や返事などできるわけがない。。。。何を血迷っているのか。。。
考えてみると、中国の”お正月”は所謂旧正月。日本のカレンダーの1月、2月の時期に盛大に行われます。この時期は前後の期間も殆ど仕事にはならない休み状態。つまり、私が今あたふたしているこの時期は、精々、西暦が変る時期に過ぎないのでしょう。
そういえば、イスラエルもそうでした。
クリスマスは、関係ありませんし、彼らの新年は、9月ころのヨムキプールですから、年末はやはりそれほど重要なイベントではないのです。年末に、1月1日に会議を申し込まれたこともありましたし、ヨムキプールに働かせたらとんでもない事態になったことを思いだしました。
イスラム圏でも、西暦は使っていますが、宗教行事はイスラムの慣習に従うので、大晦日は特に祝わないそうです。クリスマスも同様ですが、最近では日本のように単なるイベントとして楽しむ向きもある模様。若者はナンパに使っているという話も伝え聞きます。