【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】2060815 ”切符を拝見”しなくなった東海道新幹線
最近大阪方面の出張が激減しているので新幹線に乗るのは昨年の11月以来。早朝の往路、駅弁や飲み物を買い込んで乗車。さっさと朝食。早起きだったので早々に眠くなり、爆睡。で、あっと言う間に京都。。。なにかいつもと違う気がする。。。
「お休みの所申し訳ありませんが乗車券を拝見」
が来なかったのです。あまりに熟睡して起きられなかったのか?歳だな。恥ずかしいな。。。と思って、帰路。切符を胸ポケットに、今度は起きていましたが、車掌さんは何度も通過するものの、”切符を拝見”はありませんでした。
その新幹線の車内改札を、JR東海が廃止すると発表した。2016年3月のダイヤ改正日から実施する。車内改札をやめるのは指定席とグリーン席で、自由席ではこれまでどおり、車掌が切符を直接確認する形で改札する。
なんと!!知りませんでしたが、やっと、ここに踏み切ったのです。いいことです。
車掌さんを注視していると、どうやら目視確認で、販売済の座席が埋まっているかどうかの確認のみのようです。
キセルは目視で確認できる
以前より、疑問に思っていたのは、指定券の場合、どの席がどの区間購入されているかはわかっているので、いちいち、乗客を起こしてまで確認するのは、キセル(無賃乗車)の確認でしょうが、それは、前述の目視で確認できる筈。従って、売れている席に座っている人の切符の確認は、「間違って座っていないか」だけの筈。実際、家族や同僚同士で乗り込んで、座席を変っている場合はあるでしょうが、それはキセルとは関係ありません。売れていない席に座っているかどうかを確認すれば済むことです。
間違って座るケース
としては、
1)単純に見間違い、列間違い、A~Eの間違い
2)違う列車に乗った
でしょうか。
2)は本数の多い東海道新幹線ならではで、ちょっと早くきて一本前に乗ってしまう人、遅れてしまって、一本後に乗ってしまう人が多いためだそうです。どちらも、乗客同士での「そこ私の席です」「あ、すみません」という確認行為はあるものの、もめてもその時に対処すれば解決できる問題です。
電源のために
記事を読んでなるほどと思ったのは、指定を確保して、電源の空いている自由席に座る人対策ということ。これには、2つの理由があるようです。一つは、指定を確保してかつ、自由席も座るということは、自由席券の人が座れないことに繋がるということ。確かに、2席使っているのは、ある意味でのキセルです。もう一つは、一つ目の裏返しで、自由席に座ったなら、指定席が空いたということになり、鉄道会社としては、その席を別のお客様に売りたいということになります。
指定席で、起こされる心配はなくなったので、これからは早朝出張でも、ゆっくりと寝て行けますが、新たに、寝過ごして乗り過ごすという問題があるって?
それは所謂”自己責任”でよろしく。