【ODRピックアップ】20160530 オランダ ハーグ(番外編2)1912年の日蘭条約が生きている!
ODR FORUMが開催されたオランダ第三の都市ハーグは、国際司法裁判所があり、政治の中心地でもあります。国会議事堂や、各国の大使館も集中しており、ベアトリックス前女王が住んでいた宮殿もあり、ロイヤルシティとも言われているそうです。
日本大使館は、国際司法裁判所のすぐ隣、宿泊していたホテル「カールトン・アンバサダー」の相向かいはカナダ大使館でした。
市内には、バスとトラム(所謂路面電車)が張り巡らされ、かなり便利です。タクシーはあまり見かけない。というかタクシーの識別ができないのです。駅前にもタクシー乗り場の標識はなく、ホテルで呼んでもらうと、プロのドライバーが来ましたが、日本でいうハイヤーのようです。Uberの使える都市にも入っていないので、観光客はトラムに慣れるか、あとは自転車レンタル。自転車は本当に日常の足として普及していて、変った自転車に乗っている人も多かった。
ハーレー型のこんなのが実際に乗られています。
そしてもう一つは、由緒ある建築物が多いということ。中でも、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の展示されているマウリッツハイス美術館は、周囲のビネンホフという建物群の美しさは心洗われます。
(ビネンホフを臨む)
さて、こんな観光都市なのに、アムステルダムの空港からの列車は判りにくい。(往路は、知らずにキセルしてしまった!!すみません)
まずチケットを買い、何番線がスキポール空港を通るかを聞く。
「7番線」というので、そこへ。すると。
7番線には、2台の列車が縦列で停まっている。これはなんだ?歩いてきた人に聞くと、「最初のヤツが空港行き。次のは、違う行き先。」と教えてくれた。手前のに乗ったら間違える所だった。。。
さて。乗ろうと待っているのだがなかなかドアが開かない。
でもおかしい。。。既に着席している人もいるようだ。。。立ち尽くしていると、あとから来たおばあさんが、ボタンを押してドアを開けて乗り込んで行った。手動かい!!
車内はゆったり広々。なかなか居心地はいい。
来るときは特急?急行だったようで、2駅でついたのだが、これは各駅らしく、多くの駅に止まる。ちょっと不安になってきたのだが、車内アナウンスに英語がないので、さらに心配は増える。降りる間際になってやっと、「スタチオン」がStation=駅だということを聞き取り、身構えるが、スキポール空港駅に到着するときだけ、英語の案内があり、拍子抜け。笑
オランダの人々は日本のことをよく知っているようで、市場でハーブを眺めていると、店主が「どこから来たの?ハーブは好きなの?」と話しかけてくれました。「日本の食材も多く扱っているのよ」と、見せてくれたのが、山芋、しいたけ、梅干しなどなど。人気食材らしいです。
ところで、日蘭通商航海条約(1912年)は、未だ生きていて、「日本人がオランダで労働許可なく就労したり、自由に事業をしたりする特権が認められる根拠」となっています。
これを使ってオランダで起業している人もいるそうな。
若者たち!!チャンスがあるかもよ!!