【ODRピックアップ】20160523 ODR FORUM 2016 in HAGUE(Nether land:オランダ)
本日よりオランダのハーグにて、第15回のODR FORUMが開催されます。オランダでは今回が初めての開催でスタッフも初めて関わるそうですが、講演者それぞれとSkypeでインタビューして進め方を相談するなど今までで一番しっかりしているかも。私も11日の夕方から30分程の電話会議をして、準備を促されました(笑)
以下、上記サイト及び関連情報の翻訳を掲載。
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HiiL innovating Justiceは、本日より、ハーグにて15回目のグローバルODR会議を主催します。150人以上のODR実行者、裁判の専門家、政策の立案者、司法サービスの専門家と共に、ODRがどうすれば裁判を手助けでき、正義に近づけるかを討論します。
会議では、世界で最先端の立場からデモが行われます。中にはODRのビジネスケースがしっかりと固まっている領域、分野に注目している人もいます。Madria’s Resolution Center(E-Bayで有名な、創設者のChittu NagarajanとColin Ruleによって作られる技術を基盤とする)がおそらく最も有名な例といえるでしょう。
ここ何年間かで、いくつかのプラットフォームは、ODRが首尾よく、より複雑な、離婚などの家族論争、地主小作人論争、近隣問題などをも解決できるようなコンセプトへ向けて成長してきました。我らがHiiL Rechtwizer Technology(Dutch Legal Aid BoardのLiselotte Maas、BCのLegal Services SocietyのShelly MacLennan、Relate UKのLaura Dowsonによって提示された)もここでの例のひとつでしょう。
とても興味深いことに、ODRの先駆けは、公共部門からと同じくらい民間部門からも出現しています。ブリティッシュコロンビア州のThe Civil Resolution Tribunal(議長のShannon Salterにより作られた)は、法律に深く根付く、後に有力になる例です。最近のもう一つの事例としてEUのODRプラットフォームがあります。
公共部門、民間部門は共に興味深いODR技術をもたらします。政府のIT部門(さらに、ほとんど共に動いているITコンサルタント企業)によって成長し進んだものもあれば、ODRプラットフォームの革新を促進させ成長させることに特化した企業によって、見通しが悪いまま主催されたものもありました。
大きなさまざまな角度からの違うオプションの人々と関わり、自らの挑戦について議論することができます。我らが会議プログラムは、アフリカ、ヨーロッパ、北米、そしてアジアの裁判長ら、および国際刑事裁判所などの最もグローバルな裁判所の裁判官らを招いて行われます。
講演者
SHANNON SALTER
ブリティッシュコロンビア州のCivil Resolution Tribunalの議長
Shannonは、彼女の主導によるCivil Resolution Tribunalの、特に行政上の裁判において、正義に近づくための長年にわたる献身を基盤としています。無料での法律に関する助言や、彼女のキャリアを通じて表されるものを活発に供給し、ShannonはUBC Faculty of Lawで行政法の非常勤教授、the Financial Institutions Commissionの署長、ブリティッシュコロンビア州のCivil Resolution Tribunalの副会長でもあります。
ROGER SMITH
事務弁護士(法務官)、JUSTICEとLegal Action Groupの元ディレクター
Rogerは貧困層向けの司法サービスのデジタル提供によって影響を与えた最近の2つの報告の貢献者でした。⑴直接的な司法サービスとその代替手段と、⑵デジタル革命によるグローバル授業、低取得の人に対しての司法サービス、デジタル配給。彼はロンドンのサウスバンクの大学の客員教授で、ケント大学の名誉教授です。2009年にはOBEを受賞しました。
CHITTU NAGARAJAN
Madria.comの共同創業者、Madria Indiaの業務執行取締役
Chittuは2004年、インドで初のオンライン紛争解決サービスを供給したODRworldとODRindiaをも創業しました。eBayとPay Pal Community Court initiativeの長としての役割も果たしました。彼女は法律認可証?(Legal Practicing Certificate)を持っており、熟練のメディエイター(仲裁人?)です。
Cultual Sunday Programme ハーグを探検しましょう!
日曜日の社会プログラムに参加したい方、プログラムについてより情報がほしい方は、jamie.poeteray@hill.orgまでEメールを送ってください。このプログラムは、参加者へ十分な空きがあります。費用は参加者次第ですが、およそひとり60ユーロほどです。(夕食とドリンク込みで)
11:00 Mauritshuis美術館ツアー
この美術館は、841個ものオブジェクトからなる王族の絵画が保管されています。主に、オランダの絵画最盛期のときのものです。
12:00 オランダのバービストロ、De Twee Herenで昼食
13:00 Antiek en Boekenmarkt
地元の骨董品や本が並べられるオランダの代表的な市場で、ハーグの中心である古い街の歴史的な街道に沿ってあります。
15:00 Escher美術館ツアー
ハーグにあるオランダの有名なグラフィックアートの美術館です。
M.C. Escher (ひとり9.5ユーロ+ガイドツアー60ユーロ)
17:00 フレンチビストロで夕食、Boterwaagで飲酒
Worldwide ODR Development
会議の間、いくつかの先導しているODRのプラットフォームは、彼らのユニークな未来と成功談について、短いデモンストレーションを行います。彼らような開発者たちに直接的に関与し、ユニークな機会を得ることができ、世界中のODRの進展についてより理解することができるかもしれません。もしまだEventbriteでチケットを登録していなかったら下のリンクをクリックして下さい。
Sponsor Highlight
Achmea Rechtbijstandは、年間160000以上の実例を処理しているオランダネーデルランドの最も大きい司法サービス供給者です。非常に熟練された弁護士のチームがとても多様な規律と論争について年間160000以上の処理をしています。Achmeaはまた、手段を改変することと21世紀に法律をもたらすことを熱心に取り組んでいます。作業過程を良くするためのオンライン環境とオートメーションを使った素晴らしいレコード(実績?)を持っています。彼らは常に、顧客を正義に近づけられるよりよい道への次の一歩を探しています。
The 15th ODR conference, 23-24 May 2016, The hague
ODRは本当に裁判を手助けし、正義へ近づけることが出来るのでしょうか?
年に一度の15回目のODR会議が、世界中で最も濃密な判決と裁判で知られるハーグにやってきました。5月23日月曜日と、5月24日火曜日にPeace Palaceにて開催されます。
これまで、最も著名な学識経験者と論争解決企業家がハイテクの分野で注目されているハイファ、チェンナイ、シリコンバレー、一番最近でニューヨークのスタンフォード大学などで一同に介しました。
今年の会議はHiiL Innovation Justiceが、マサチューセッツ州アマースト大学にあるNational Centre for TechnologyandDispute Resolutionと共に企画します。
ODR2016のプログラムの一環として定期的に、情報、アイデア、ODR開発においてのハイライトをブログに載せる予定です。ここをクリック(リンク)してODR2016のブログの全体が見られます。ここでは(リンク)ODR2016ニュースレターが定期的に受け取れます。
ODRと裁判
裁判官は、官僚制度を警戒し、人々の暮らしに意味のある貢献が出来るように努力しています。離婚による子供への影響、薬物乱用サイクル中断、また精神的健康問題と犯罪などを解決することを目標としています。
彼らは、膨大な情報を抱え込み、タイムリーな訴訟参加のプレッシャーに押しつぶされてしまいます。ほとんどの場合、裁判官は弁護士に頼ることも力を貸すことも出来ません。他の国と共に変えた顧客との関係を合理化しなければいけません。
ODRは、これらの挑戦に対処する裁判のための力強いツールになることが出来ます。しかし、裁判官は、裁判所で司法技術を向上し、広げている一方、技術に適合することを明確に拒んでいます。
裁判でのODRを紹介する挑戦は、会議で述べられます。
- どうすればODR技術と、効果的なhyrbid過程での人間の介入を繋げられるのか(ODR技術に人間を介入させられるのか?)
- どうすれば法律のルールの価値を維持しつつ、伝統的な市場に対する破壊的な革新をもった成功事例により最良のものを取り出せるか
- どうすればODRがフィットするやり方のルールを作り替えることができるか
- どうすれば実現する際の、操作上のリスクを和らげることができるのか
オンライン紛争解決と裁判においての革新について鍵となる、多くの専門家らにインタビューしました。緊急の問題についてのアイデアを調査し、話し合いました。
主催者
HiiL Innovating Justiceは司法部門での革新をはじめました。裁判、司法省、また正義を目指す組織を手助けし、優れた法の専門家、最先端技術、近代化された創立モデルを集めることで効果的な司法革新を築くことが出来ました。
Maurits Barendrecht(HiiL Innovating Justiceの調査ディレクター、ティルブルフ大学の紛争システムデザインの教授)とJin Ho Verdonschot(HiiL Rechtwijzwe TechnoligyのディレクターでNCTDRフェロー)と彼らの、司法技術の専門家からなるチームがこの10年活動してきました。彼らは、離婚や別居、家主賃貸人論争、雇用論争などの様々な問題において最初のODRプラットフォームであるRechtwijzerの2.0プラットフォームを進展させました。
(citation data from Hiil Inovating Justice)
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翻訳者紹介: