各国で裁判やADRへのTV会議活用が進みつつある【半蔵門ビジネス雑談】20200619
昨年来から日本国内でも司法のIT化、あるいはODRの実用化に繋がる取り組みが活発化してきている。
司法のIT化
ODR活性化検討会
etc.
さらに、コロナ禍により外出自粛なども相まって、司法手続きも影響を受けていた。例えば、予定されていた期日の延期、再設定などは、関係者、当事者の今後の予定への影響も小さくない。
世界では、このタイミングで、IT技術を積極的に導入する動きが現れてきている。
例えば
1)イギリスでは、電話、ビデオ会議による裁判件数が1日に3000件に達した。
2)あるいは、米国テキサス州では、陪審を選び予備審問の手続きで、TV会議システムZoomが利用された。
日本国内でも、ADR調停にTV会議を使用する取り組みは始まっている。
日本ADR協会でも、年初に行われた実務情報交換会において、
・TV会議を利用した模擬調停の実演が行われ、また、
・TV会議の一つとして模擬調停で使用されたSkypeを導入するための手順実演
も行われた。
TV会議は、前出のzoomやSkypeまたはmeetなどコスト負担が少なく導入できるツールも多く登場している。各ツールには特徴があり、利用の場面において、あるいは利用者の状況に応じて最適なツールを選択することが可能だ。
すでに、実務情報交換会で紹介されたSkypeに関する資料をブログでも公開しているのでご参照のほど。
また、他のツールについても簡単な手順をご紹介中である。