誰がターゲットか?【半蔵門ビジネス雑談】20180404
今年の年初、冬のキャンペーンとしてJRが打った広告企画は懐かしくて何度も見てしまった。1980年代バブルに大ヒットした映画「私をスキーに連れてって」をモチーフにパロディも加えて、「私を”新幹線で”スキーに連れてって」としたものだ。
当時の映画のシーンを切り取り、面白くアフレコしているのは、家庭教師のCMでアルプスの少女ハイジにアフレコをしているのと同じアイデアだ。当時を知っているからこそ、面白く見られた。
当時のターゲットと同世代の俳優でおしゃれな恋愛、青春(!)模様を描くのが当時のヒットの定石だった。
原田知世、原田貴和子姉妹、
個性派俳優 三上博史、
トレンディドラマの常連 高橋ひとみ、布施博、
惜しくもなくなってしまった 沖田浩之、
当時「北の国から」で人気のベテラン 田中邦衛、
コメディアンで俳優の 竹中直人、
オールナイターズから出て来た女子大生タレント 鳥越マリ
見ていない人のためにちょっと説明を加えたが。。。
我々の世代には、アフレコでふざけているのは面白いんだが、若い世代にはどうなんだろう?
当時、車でスキーを積んで、男女ペアで、複数台で、無線を搭載して、スキー場まで向かうのは定番だったが、ストップウォッチをルームミラーにぶら下げて、道路が「凍ってるね」とスタートボタンを押し、しかし、関越自動車道は、練馬インターからすでに渋滞で、タイム競争の意味を成さなかったのはご愛嬌だ。
そんな我々世代がターゲットなのだろうか?もう車も疲れるから、新幹線で行きましょうよと、結婚して、子供も孫もできたり、下手をしたらもう引退した世代をターゲットだから、新幹線か?
若い世代の車離れは、スキー離れにも連動しているかもしれない。それで新幹線でスキーなのかな。そうなると宿泊は交通至便なホテルか、送迎付きの施設になるのだろう。車でなくコテージでもなくスキーだけというのは草食になった若い世代にはいいのかもしれないか。
当時スタッドレスタイヤが出始めだったのかな。トヨタセリカはかっこよかったな。自分が乗っていたトヨタチェイサーは、チェーンを着用していて、走り屋の車ではなかったが、ジャッキアップから着用までのスピードでは誰にも負けなかった。笑