さーせん【御散歩雑談】20180425
先日、TVでインドを尋ねる番組の中で日本語を話せるインド人をガイドとして雇った場面があり、その人(日本の大学を卒業した)が、非常に流暢な日本語を話していた。しかし、語尾が、
「大丈夫っす」
「俺っす」
「22歳っす」
と、よく聞く若者言葉だったのには、微笑ましく驚くと同時に、外国語を学ぶとその場での癖やイントネーションや表現がそれと意識しないで身についてしまうのだと改めて思った。
最近みかけないが、ダニエル・カールさんはバリバリの山形弁だったが、これなども山形で教師として赴任している間に身についたそうだ。
ところで最近このような省略語的な言葉をコンビニで耳にするのだ。
時にレジ。
ありがとうございました。が、あらったした〜に省略されている。
あまり気にしなかったのが、最近の店員さんは、ベトナムや中国からの研修生が多いようなので、彼ら彼女らが、これを覚えて帰って欲しくないなと思うのだ。というのは、
「ありがとうございました」を、
「あらったしたー」
と覚えていって、その国でもしもそれが日本のThank you very muchだと普及してしまうかもしれない。笑
同じ理由で、
「すみません」が
「さーせん」
となっていくのもいやだ。
といい始めると、
「こんにちは」が
「ちわっ」
となったり、
「失礼します」
「しちゃっす」
となったりしているのは、そもそも国内で日本人がやっているのだから、海外からの人に覚えないでというのがおかしな話であるので、目くじらたてないで、スラングの一つとして大目に見るべきか。
最初にイスラエルで仕事をする際に、日本語の達者なイスラエル人に、
「あなたの英語は、日本語で例えるなら、”〜でござる”とかそういう古い言い回しが時々あるわね」
と言われたことを思い出した。あれはどの言葉だったんだろう?それはそれでウケるような気もするのだが。。。