折りたたみ傘はいつ開く【御散歩雑談】20190409
その日は朝から予報が出ていた。「都心では夕方から雨が降る」と。
さて、傘をもっていこうか?いや、予報が当たらないかもしれない。予報が外れて降らなければ邪魔になってしまう。そもそも、カバンの中には折りたたみ傘が入っている。出かけるときに雨が降っていない限りは長い傘はいらないな。
ごく普通の判断だ。
予報はあたり、会食を終えて店の外に出ると雨が降っていた。
ただし、ざんざん降りではない。走ればそれほど濡れずに屋根のある場所に入れそうだ。そしてひとしきり早足で歩いて少し濡れたが屋根のある場所に到達した。折り畳み傘があっただろう?って?だが、こういう時に折り畳み傘を使わないことが多い。
理由は、折り畳み傘を出すとしまうまでが面倒だからだ。出して濡らしてしまうと、電車に乗った際にもカバンにしまえず、帰ったあとで乾かさないとカバンにしまえず、時にはそのままカバンに入れ忘れてしまい、そんな時に限って大雨に遭遇し、結局ビニール傘を買うことになってくる。
そんなわけで、かれこれもう数ヶ月は折り畳み傘を開いていない。まるで保険をかけているのに、いざ、必要になると次回の保険料が値上がりしてしまうからと、保険を使わないようなものだ。
かくして折り畳み傘は今日も開かれない。