マーク・トゥエイン曰く「老いは気力の問題だ。」【御散歩雑談】20190410
マーク・トゥエイン曰く。
「老いは気力の問題だ。気にしなければいい。」
リチャードギア主演の映画 キングオブマンハッタンの冒頭誕生日のシーンで主人公ロバート氏の家族ディナーでのスピーチだ。彼はドラマ内で60歳の誕生日を迎えていた。私もつい先日奇しくも同じ誕生日会を家族に祝ってもらったばかりだ。
でも、その際に、写真や言動から自分で感じたのは、あれ?老けたな?ということ。気力の問題は確かなのだが、60歳と意識すると気力に影響するものだ。血圧を測定してみてあまりに高いとその数値を見たことが原因で具合が悪くなるようなあれだ。
「気力」を若く保つことが先決なのだが、それを「体力」と混同してしまうと間違う。昔のように走れるかというと、そうでもないし、交際範囲を広げられるかというと、いい歳こいてという言動になりがちだ。顔のシワやたるみは避けられない。歳相応に振る舞うと、歳相応に見られてそういう扱いをされてしまう。電車で席を譲られたり、空港のチェックインで手助けが必要な方にされてみたり。
仕事でもつい老害的になってしまう。会議で外部の人間や若手から斬新な提案がなされたとき、つい苦笑で表現してしまったり、否定から入ったりすることが増えてきたような気がする。それは自分の経験で過去に同じような施策を失敗してきたからかもしれないが、もしかすると、その施策は”今の状態”の”今のプロジェクト”には最適な案かもしれないのだから、シニカルに苦笑したりすることは重鎮のやることではないのだ。苦笑するなら、論理的に今の状態に合わない施策がどうかを論理的に述べてからだ。
「老いは気力の問題だ。」
というマーク・トゥエインの言葉はまさに新しいことを試す気力があるか?という問いなのだ。
しかし、気力に影響するのは60歳という事実による影響でもある。だからこそそれを乗り越える気力が必要なのか。その源はどこから調達するのか。その探す意欲こそが老いを蹴散らすのかもしれない。