長寿の秘訣【御散歩雑談】20190913
父は齢87。あとひと月足らずで米寿を迎える。2年前に肺を悪くして一時は危ぶまれたが、無事退院した。酸素ボンベを背負って鼻から酸素を取り込んではいるが、元気で歩き回る。食欲も旺盛で、とんかつやステーキを平らげる。認知症もなくニュースやスポーツの番組を観ては批評を加えている。菊が趣味で意外と高額な苗を買っては、発表会などにも出したりしているようだ。
健康の秘訣はなにかと尋ねると、一つは食生活。若い時は大酒も飲み、ヘビースモーカーでもあった。流石に最近はどちらも控えているが、毎日、晩酌時にも豆腐を食べ続けたことではないかという。父の湯豆腐は、豆腐と白菜だけだ。湯の中に、豆腐と白菜が浮いていて、それを醤油と七味で食べる。毎日欠かしたことはないそうだ。
それともう一つは大学ノートにつけている日記だ。もう10数冊になるだろうか。毛筆で1日数行。来客の記録やTVで興味深かったこと、新聞で興味を引いた記事、事件、クイズ番組で紹介された難しい漢字、あるいは母の行動記録。それだけだが、情報にアンテナを張り、文章にまとめ、書く、という脳を使う基本動作がとてもいい効果かもしれない。ちなみに、私の次女がそれを読むのを楽しみにしている。
母は齢86。こちらも元気である。最近は肩の腱が老齢のため一部損傷し痛くてご飯茶碗が持てないこともあったが、リハビリで復活し、水泳でも調子のいい時は1kmをおよぐそうだ。そこで知り合った同世代の友人たちと、月に一回カラオケに出かける。少し足が悪くなったが、3輪自転車で買い物にも出かけるし、1年前までは原付バイクで移動していた。
父と同じく食欲旺盛で、やはり、肉が大好きだ。こちらも長寿の秘訣は何かと聞くと、規則正しい食事だそうだ。たしかに、朝少し遅めに朝食をとったのに、12時になると「決まりだから」といって、昼食を食べようという。夜も7時くらいになると、誰もお腹が空いていないというのに、「決まりだから」といって夕食を促す。
どちらもできていない、やっていない私はあまり健康とはいえない。
長寿の秘訣ダイジェスト本でも探してみるか。
ところで父が背負っている酸素のボンベ。2kgあるそうだ。それを背負って歩き回る病人?高齢者。病気なのか健康なのか?