証人は、SiriとAlexa【半蔵門ビジネス雑談】20201007
以前、米国ドラマの話として、紹介したこれ。
弁護士ものドラマだが、〜 (中略)〜 検察が乗り込んできた際に、「SIri!! データ消去」と叫び、検察が「しまった!」と悔しがる一幕が。
盗聴や隠しマイクでなくても、IT機器が聞いているという時代になってきたのだ。
ここではドラマの話だったが、実際に法廷で利用されるように?
以下、記事より引用。
証拠は「Amazon Echo」に録音された音声
- 弁護士は〜弁護するために驚くべき証拠を提出した。それは2台の「Amazon Echo」に録音された音声だった。
- 今年8月に入ってアマゾンが発表したところによると、利用者のデータを提出してほしいという警察からの要求が今年の上半期で3,000件以上あり、そのうち約2,000件に応じたという。こうした要求はアマゾンが初めて情報開示した2016年の同じ時期と比べると72パーセントの増加で、過去1年間だけと比べても24パーセントもの増加である。
- スマートスピーカーは利用者のアクティヴィティについてログをとり、タイムスタンプをつけている。警察はこうした記録を検証し、犯行があったと思われる時間に、ある人物が何をしていたのか見当をつける。
犯人逮捕だけでなく、無実の証明にも使われるかも。
- 誰かの容疑を晴らして無実だと示すためにアマゾンのAlexaの録音が使われる最初のケースになりうる
サーヴィスの利用規約にはデータ開示の可能性が明記されている
- こうしたサーヴィスの利用規約にはデータ開示の可能性が明記されており、警察がスマートスピーカーの音声やウェアラブル機器のデータを操作に活用する動きを加速させることになりそうだ。
- 主要なアプリやウェブサイトの大半のサーヴィス利用規約には、当該企業は政府から要求された場合、利用者のデータを開示する可能性がある旨の注意を喚起する条項がある。
今後、こうした動きは加速してくると思うが、ドラマにあったような、
検察が乗り込んできた際に、「SIri!! データ消去」
これは、証拠隠滅などの違法行為に問われるようになるのではないだろうか。