暗号化で守られてますから?【半蔵門ビジネス雑談】20210405
あのやまもといちろう氏がLINEの情報漏洩問題への見解を述べている。
LINE社の発表では「暗号化されてます」といいつつ、「通信経路では暗号化されている」が、「韓国のサーバーでは必ずしもそうではない」ということが指摘されている。
暗号化は、情報が漏れないようにするためにするので、途中、そうでない箇所があれば、目的は達成されない。でも、日本語で正式文書の皮を被った文章で、暗号化されていますと記されると、どことどこが暗号化されているのかというところから目がそれる。いや、ややこしい問題だから目をそらしたくなる、そして安心したくなってしまう。それは人間の悪い癖か、日本人の悪い傾向なのか。
着眼点は、暗号化がされていて+されていない箇所はあるか+その場合のセキュリティは万全か?ということにならないといけない。
我々の会話でも、こういう言い逃れよく使われるのではないか。
「情報漏洩」ないですか?
「暗号化」されています
すべての「箇所」でされていますか?
すべての「通信経路」で暗号化されています。
情報漏洩ー>暗号化に置きかわり、全ての箇所が全ての通信経路で、に置き換わる。どこかのサーバーに入った時には暗号化されていない事実が抜け落ちて、質問者も大丈夫だと思い込む。
こういう追求を通常の会話で暴こうとすると、突っ込んだ質問になり、嫌な顔をされる。回答者も無意識なのだろう。無意識に事実の部分だけを述べると、抜け落ちた落とし穴が明確になる。それを追求していくと嫌われる。うるさがられる。しかし、ここは追求しないといけないところ。
少なくとも仕事では、この追求問答はしないとね。私から追求されたら、耐えてくださいw