暦日と営業日【たまプラビジネス余談放談】20221209
とある国際業務関連の委員会に出席していて、そこで検討している規定の文面に、”5 calender days”というのが登場した。ある業務についての提出までの期限を取り決めようとしている記述である。つまり、その書類提出は、5日以内に提出する決まりということだ。Calender daysというのは、まさにカレンダー上で5日ということなので、1日を起点とすると5日までに提出となる。
一方、”Working days”という言い方もある。日本語だと”営業日”ということになる。つまり、”Calender days”だと、前述の例だと、1日が金曜日だとすると5日までに提出だとなると、土日も含めて5日なので実質は3日しか作業あるいは準備する日がないことになるので、結果的には土日も仕事をすることになる可能性が高く、昨今のワークライフバランス的にはあまりよろしくない。これが国際機関の規定となると、ワークライフバランス無視という批判を受けるかもしれない。だからこれを”営業日”という規定にすれば、1日(金)は営業日、2日(土)3日(日)は含まず、4日(月)営業日ー7日(木)までに提出となる。このほうが作業者は通常勤務での範囲となるので、適切だといえる。
しかし、国際業務関連の規約となる場合、”営業日”だと新たな問題が生じる。
国民的休日については、国家ごとに違うので、休日が入った場合の営業日解釈が変わってくる。A国が日本で4日が日本独自の何らかの休日だった場合、日本は8日が期限となるが、それ以外の国からすれば8日では期限1日遅れとなってしまう。
ということで、結局、国際業務関連では、Calender days暦日記述が適当ということになるようだ。