半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

モデル就業規則

モデル就業規則【半蔵門ビジネス雑談】20190422

 

2018年1月、経済の活性化を狙いとして、副業禁止を規定した厚生労働省の「モデル就業規則」が改定された。

「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」

これは画期的なことで、ガイドラインが出され、副業が公然と容認されたことになる。

news.livedoor.com

 

企業と労働者の間の契約は、労働基準法、労働契約法などをもとに、労働協約あるいは就業規則で規定された内容によるが、副業禁止は厚生労働省のモデル就業規則で禁止となっていたので、多くの企業がそれをモデルに、禁止していた。もちろん、本質的には、機密漏洩や競合への労働提供、時間外労働による従業員の健康などが理由なのだが、モデル法にあるということはお墨付きを与えられていたわけだ。

 

ちなみに自分も副業している。

 

  • 特定企業向けブログ記事の執筆
  • 大学ゲスト講師
  • 特定業界の協会委員
  • 行政法人での運営委員
  • 業界紙原稿執筆

など

合計すると20万以上になるので、確定申告対象だ。

f:id:emandai34:20190305215812j:plain

そのほかにもあるが会社契約としている場合は、会社での売り上げとなるので副業とはカウントできない。

 

モデル就業規則が改定されたとはいえ、未だ全部の企業で完全容認には至らないが、中小企業では半数が条件付きで容認の方向だ。

 

今後、副業が増えていくことになるだろう。楽しみな時代である。