ODR Pickups/半蔵門ビジネストーク

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【読書/映画感想】20170906 「ゴルゴ13と政府」の小説と不在効果

【読書/映画感想】20170906 「ゴルゴ13と政府」の小説と不在効果

 

憲法に縛られて国際的危機に動けない政府は、ついに最終手段を検討。敵対勢力国の暗殺をゴルゴ13に依頼しようと計画。しかしゴルゴ13が受けてくれないかもしれない。そこで、ゴルゴ13の弱みをネタに強引に依頼を受けさせようと画策。しかし、秘密に近づくと凄腕のスナイパーによる狙撃で次々と腕利きの諜報員が暗殺されていく。やはりゴルゴに勘付かれて消されたのか?しかし、現実にはゴルゴ13は中東の暗殺案件で多忙中。ではだれが?ゴルゴ13への依頼に隠されたさらなる陰謀が渦巻き、さらにそれを知った人物たちも暗殺されていく。ゴルゴ13が日本に潜入しているのか?

 

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いないけどいる。

不在効果というらしい。

 

そこにその人がいないのに、その人の話題になる人がいるものだ。憎まれている場合もあるし、尊敬されている場合もある。畏れられている場合もあるし、イジメの対象者の場合もある。いずれにしても、そこにいないことで更に話題となり、いないのにいるかのような、寧ろそこにいる誰よりも皆の心の中での存在感が増幅してしまう。

 

この小説内では、ゴルゴ13は一切登場しない。正確無比な狙撃銃弾は存在するが、それがゴルゴ13によるものなのかは断定されないままだ。だから登場はしていないといえる。しかし、その存在によって、全ての行動が、施策が、陰謀が動いている。すごい不在効果だ。

 

どなり散らす強面の上司がいると、萎縮する人がでてくる。反発する人が出てくる。愚痴を言う人、さけようとする人、すり寄る人、みんなが、内心でなにかと意識するようになり、どんな立場を取ろうとも、その行動にその上司への対応や反応を織り込んでしまう。不在効果といえる。

 

離れて暮らしていても、忘れていても、なにかにつけて思い出す。離れてくらす両親や兄弟、一人立ちして行った子供たち。不在効果。

 

不在効果は、どうしたら得られるのか?

前述の例からもわかることだが、何よりもその人の人間力や考え方の中味が存在感をもっていることだ。市場や人類にいい影響を及ぼす継続的な活動ならば理想的。しかし、悪い事例、正解でなくても不在効果は得られる。しかし、その根底には誠実で真摯で期待を醸成し期待を裏切らない実績を出し続ける継続的な活動が必須だ。

当たり前だが難しい。難しいがやらなければ。ゴルゴ13のように。

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