「安ければいい」はもう卒業だ【御散歩雑談】20190308
モバイルバッテリー発火の事故が、平成25年から平成29年で150件報告され、7割が発火を伴う事故であるという。報告されたのが150件ということで、発生したのはそれ以上と推測される。
これを防いでいくために必要なのは、キチンと安全基準を満たしていることが証明されたバッテリーを使用することである。そしてそのことを示すのが、PSEマークだ。このマークがついていないモバイルバッテリーは法改正により販売できなくなるので、その前に駆け込みで販売され、安売りされていた。販売側としては、正しく使えば問題ないという見解で、安売りしていた。
発火の事故はただでは済まない。安かったから買って使った結果、火災になってからでは遅いのだ。折しも、1月23日は埼玉県で山火事が発生し、延焼していた。
安いから買う。。。店頭にあるのは、それを買う消費者がいるからだ。自分には起きない、発生しない。。。という感覚。自分でも、そう思っていた時期が確かにあった。
バッテリーの問題も、正しく使う論理的な根拠のある自信があるならそれでもよいが、根拠なき自信は、リスク管理ができていないだけだ。安く済ませたいから、自分には起きないと思い込み、リスクを無視して、納得させる。。。
そういう感覚は一種の平和ボケ。そこから改めて行かないといけない時期になったのだ。安いのには理由がある。安全管理基準のクリアコストを削減しているから、その分コストが安いから、販売価格も安く済んでいるのだ。
安全にはコストがかかる。
「安ければいい」はもう卒業だ。
ところで、自分の持っているモバイルバッテリーは大丈夫か?
大丈夫。
PSEマークある。