【ODRピックアップ】20141120 マレーシアで国王にあった
いやー!ちょっと興奮しました。
マレーシアで開催されたトラストマークの年次総会に、TradeSafe社の国際担当として出席してきたのですが、併催されていたセキュリティイベントでは、WTAは国際ゲストとしてマレーシア国王に紹介されご挨拶をさせていただいたのです。
国王は、ハンサム(と書いていいのでしょうか)で、オーラもバッチリ。お目通りする前に、どのように接すればいいかのレクチャーもあり、日本でいうなら天皇陛下にお会いするようなものなのでしょう。マレーシア政府関係者も、「実際に見るのは初めて」と言っていました。また、国王は未だ法律や政策などへの最終決定権を持っており、その点は日本の天皇とは違うところです。
マレーシアは、1957年に英国から独立した立憲君主制の民主主義国家で、イスラム教を中心に、仏教、キリスト教が併存しています。人口は約3000万人と台湾と同規模。マレー半島とカリマンタン島に領土がまたがった自然に溢れた観光と農業の国です。
【マレーシア観光年2014テーマソング】 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=InKR2z6mcs4
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WTAの会合は、2011年に加盟したマレーシアを議長国、事務局Cyber Security社として、開催されました。
今回の出席国は、マレーシア、タイ、台湾、ベトナム、日本、レポートでの参加で、シンガポール、中国、ビデオメッセージでの参加で、アルゼンチン(eConfianza主催国)、新たなオブザーバーとして、ブルネイ、カンボジアの代理者を迎え、 また、オブザーバー候補として、中国の315.com(レポート紹介)など、すべてを含めると10組織、さらに、ゲスト参加で日本の消費者庁が越境消費者センター(CCJ)を含めた会合となりました。
議事に従い、前回年次総会の確認、タスクフォースミーティングの確認(別紙パワーポイント・英語)各国のアップデート、および、提案議事に対するディスカッション、と全体を通じて非常に活発な議論が行われ、決定事項として、(1)次年度の議長国(2)年次レポート作成、(3)次期副議長候補、(4)提案事項 ①タスクフォースミーティング開催の計画 ②財務計画、③事務局運営、④投票権確認、⑤越境ODR機能について、⑥次回総会開催地候補 。①〜⑥の提案事項は、引き続きタスクフォースミーティングでの継続議論を行なうこととなりました。
更に、タイとベトナムのECの実験を行うプロジェクト計画が公表されました。
なお、WTAに先だって、併催されていたイベントCSM-ACEで、eCommerceのセキュリティに関するパネルディスカッションに、まだセキュリティに対する意識がそれほど高くない同国への先進事例としてSOSAとTradeSafeが登壇しました。
なおファシリテーターの左の人は元ハッカー。Good Bad guyと自分を評していました。
Eiichiro Mandai - WTA Annual Summit 2014 in Ipoh, Malaysia | Facebook
というわけで公開できるのはここまでです。
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開催地は、クアラルンプールから北へ車で3時間のイポー。小さな街で、日本人の隠居者も随分と住んでいるようです。不思議な形の岩山は登山はできないそうですが、時々、虎(!)がでるそうな。。。ホントかどうかは不明です。毒蛇や猿も出てくるのであまり登山を愉しむという文化ではないそうです。