【ODRピックアップ】20150729 パンクしないタイヤ
1月に納車されたMINI COOPER S で、横浜のワールドポーターズに出かけた帰りの第三京浜で、突如アラームが、「フラットタイヤ」を告げました。
「すぐに停まるか、速度を落として走行してください」
と怖いメッセージ。でも、特に走行に違和感はなく、あと少しで出口だったのでそのまま速度を落として、高速を降りてから一般道のガソリンスタンドへはいり、空気圧をチェックしました。右後輪だけほんの少しだけ空気圧が低かったので空気を充填して、リセットするとアラームも消えました。それにしても、走行7ヶ月で空気圧アラームというのはちょっと早いかなとも思いましたが、「微妙なバランスの変化を見逃さない」という高度な機能なのかもしれません。その日のメルマガにパンクしないタイヤの記事が。。。
これは、「空気の入っていないタイヤ」だそうで、だいぶ実用化に近づいているようです。確かに、空気が入っていなければパンクはしませんが、いろいろな課題も残っています。
ちょうどいま、ツールドフランスが開催されています。ここでも、デッドヒートの最中に有力選手がパンクで大きくリードを許し、結果に大きな影響を及ぼす。。。それを見ていた解説者が、上の「パンクしないタイヤ」のニュースを取り上げました。
しかし、ゲスト解説者で自身もロードレース選手が
「パンク防止という機能だけを捉えると素晴らしいが、これまでいかに車重を軽くすることに技術を駆使してきたサイクルロードレースで使えるようになるかは不明。重量の問題だけでなく、コーナーリングでのしなりや、危険回避などがクリアできるかがポイントです。」
だということで、サラっと投げ捨てられてしまいました。
新技術が、新製品としてすぐに成り立つわけではないという教訓です。