【ODRピックアップ】20160506 5月と火曜日・水曜日の法則
会社に入ってからだったでしょうか?
初めて、"5月病"という言葉を耳にしたのは。。。いや。大学に入学して上京した頃だったかもしれません。
ご存知のように、"5月病"とは、病気ではありませんが、主に5月連休明けくらいに症状が出やすいけだるさ、無力感、焦り、やる気がでない、気分がふさぎ込んでしまい、時には、不登校や出社拒否にまで陥ってしまう状態です。
五月病という病気は存在しない!?
学校や会社など新しい環境になり、張り切ってスタートしたものの、
- 新しい環境についていけない、
- 新しい人間関係が思うようにいかない、
- 想像していた新生活と現実のギャップについていけない
など、一種の適応障害と言われているようです。("5月"というサイクルですが、日本の場合、4月が新年度なので、丁度5月の連休明けなどが多いため。夏休み明けの9月という場合もあるとのこと。)
私は、幸いにも、大学時代は、体と時間を使うアルバイトと悪友たちに恵まれ、5月病になる余裕もなかったようでした。また、社会人になった時も、入社前から研修に参加して仲間もでき、すぐにやたらと忙しい開発のプロジェクトに配属されたので、これまた一息ついている時間がなかったのがよかったのかもしれません。
寧ろ、大人になってから(正確には中年になってから以降)、年度末進行による超多忙さと達成感、そして、4月の暇度合い(取引先の組織変更や家族の進学などで相対的に相手にされなくなる)が、脱力感・無力感を際立たせ、"ひとりぼっち"な感覚になってくると、「もしかしてこれが5月病?」と、毎年思い込みがち。
ところで、出社できなくなってしまった同僚のパターンから、季節的なサイクルだけでなく、週のサイクルでもそうした状態になりやすい時期があるのかと思っています。
週末まで張り切っていた人が、月曜日にちょっと落ち込んだ様子で、火曜か水曜に出社できなくなるもの。周囲の励ましによってしばらくして復帰し、張り切って業務を行なうも、また火曜日ころから出てこなくなるという繰り返し。。それは"火曜日症候群"とでもいいましょうか。。。
これもどうやら、(金曜まで)がんばりー>休息(週末)ー>再開での違和感(月曜)ー>脱力・疎外感(火曜、水曜)が、短いサイクルでやってくるのではないかなと。
Beatlesの曲に、"She's leaving home"という曲があり、これは家出の唄ですが、出て行くのは水曜日の早朝です。歌詞中には、それが気分のサイクルと思わせるような部分はありませんが、これも火曜日症候群かも?と密かに思っています。
ところで、大人になってからの5月病?を防ぐために、4月~5月はいろいろな方とランチミーティングをすることにしています。おつきあいください。