新元号対応【半蔵門ビジネス雑談】20181022
2019年5月1日に元号が平成から切り替わる。新元号の公表は1ヶ月前なので、事前にシステムなどの改修は完了しておき、文字コードを変更するだけにしておく必要がある。
運用対応
運用上は、訂正印や、平成でもOKと記した書類を添付するなどして、平成表示でも手続き等はできるよう考慮されるようだ。でも、システムを提供するベンダーなどは色々と大変そう。技術的なこともそうだが、システムに反映させるタイミングなどで苦労しそうだ。
西暦併記を推奨するらしいが、どこに書くの?という用紙レイアウトの問題は残る。今から、併記できるように用紙を変更するのだろうか?そうなるとシステムでの対応も必要となるだろう。
また、web画面で、予定日付などを含んだ書面を表示する場合、例えば、
申し込み期限が、2019年5月2日だとすると、
新元号公表前に表示した場合は、西暦にするか、「新元号5月2日」とするが、決定後は、「◯◯年5月2日」と表示するとか。
パッケージソフト
エクセルなどの市販パッケージソフトを使用している場合は、現在でも、西暦で入力し、表示設定を設定すれば和暦にすることができるが、ソフト毎にバージョンアップなどがリリースされるので、最新に入れ替えることになる。もちろんソフトの改修を行うメーカーは大変だが、利用者は今回はしっかりバージョンアップする必要がある。
合字
合字の問題がある。2文字を1文字のコードで特別に表している場合だ。印刷物用のシステムに多いが、これの問題は文字コード。まだ決まっていないので、その文字コードがないのだ。利用者からみるとバージョンアップにすぎないが、コードが入るまでは、文字化け状態になる。
一番大変なのは確認テスト
でも、多分プログラムの修正はそれほど大変ではないと推測する。平成で一度経験もしているし。(もっとも、30年前なので当時のエンジニアはすでに引退または退職間近になっているだろうな。)4月までは平成、5月以降は新元号が表示されるか、文字間違い、他の元号に影響がないか、などを関連する箇所を網羅してテストすることになる。
明治
大正
昭和
平成。。
新元号はなにかな。密かにワクワクする。