半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

High Sierraアップグレードの罠

High Sierraアップグレードの罠【半蔵門ビジネス雑談】20180620

 

1ヶ月以上前からアップグレードへの案内は表示されていたのだが、最新版へのアップグレードは、何らかの機能が動かなくなる予感があり控えていた。特に、Vmwareで動かしているWindows7を使ってシステムの移行作業を行う必要があるのと、銀行への振込システムも使用しているので万が一動かなくなったら致命的だからだ。

今回はこの判断が大正解だった。

 

そして、3月末に、無事にシステム移行作業も完了し、「そろそろアップグレードしようかな」と思案していたある日、「メモリクリーナーのバージョンアップ案内」が表示された。このソフトは有用で重宝している。さっそく、ダウンロードしようとすると「Sierraでないと動作しない」というメッセージが表示された。すでに懸念していた移行作業も終了していたので、このタイミングならいいだろうとアップグレード実施。

メールの設定などセキュリティが厳しくなり、そのままの設定では動かなかったアプリケーションが複数あったが、なんとか設定方法もわかって稼働した

 

。。。かに見えた。

 

週末のデータベースバックアップ

ルーチン作業で、管理しているシステムのSQLファイルをリナックスコマンドでダウンロードし、FTPソフトでファイルをローカルにコピーし、その後削除している。このFTPは、WIndows7で動作させるため、Vmware Fusionを使用しているので、いつもの手順通り起動すると、Vmwareが見たことのないエラーを表示して起動しない!!どうやら、High Sierraではvmware10でないと動作しないらしい。

 

やっちまったぁ。。。

やはり、移行作業を行ってからという判断は大正解だった。もし、移行作業前に行なっていたら大変なことになっていた。セキュリティのために多くの接続作業が、限定された環境でした行えないようになっていたからだ。よかった。。。

 

さて。気を取り直して、対策を打たねば。

 

早速先行者たちのノウハウを頼るため検索するとまだ情報は少ない。

 

Vmware10へのアップグレードかダウングレードか

対策は大きくわけると

1)Vmware10へのアップグレード

2)OSのダウングレード

どちらかしかないようだ。

 

事例をレポートしているブログも両方発見。

 

1)は、アップグレードに費用がかかる。かつ、そのまま、過去データ等が使えないかもしれない。

2)のダウングレードを選択することにした。

果たしてダウングレードはうまくいくのかというのが一つ目の課題。

うまくいった後に問題となるのは、High Sierraにアップグレード後に更新したファイルについてだ。特に受信したメールを再度受信できるのか?サーバーから消してしまっている分が問題となる。地道にバックアップしておくしかないかな。

 

アップグレードしか選べない 笑

ダウングレードするには、戻す時点を確認しておかないといけない。OSをSierraにしたのは4月6日13時。それ以前に戻す必要があるので、Time Capsuleで確認。

がーん。。

なぜかバックアップが2月になっている。原因は不明だが、おそらくなんらかの理由でTime Capsuleへのバックアップを止めていたのだろう。どちらにしても、そこまで戻すとその間の更新データがなくなってしまうので、選択肢はアップグレードに限られてしまった。出費はやむなし。懸念は消えたがお金がかかる。しかしアップグレードはほんの数分で作業完了で動作も確認。時間コストは大幅に節約できたので、めでたし!vmwareによるWindows7の動作も早くなった。

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教訓。

  • コンピュータのアップグレードはリスクを伴う。必ず何か起こる。だから行うタイミングは慎重に。
  • しかし、慎重すぎていつまでも行わないと停滞する。やっぱりやるべし。