【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20160907その後の対災が大事だ/ 今週のお題「防災の日」
子供の頃、小学生の頃には、9月1日に「防災訓練」というのがありました。
防災頭巾なる布地に綿をいれた頭巾を母親に作ってもらい、予め決められた時刻に、地震などが起きたと仮定して、机の下への緊急避難、校庭への非難、整列、点呼。。。クラスによっては、避難訓練がうまくできるように練習をする、なんていうときもあり、子供心に「意味ない」と思ってやっていましたっけ。
そして実際、地震も大きな災害もこなかった。
ノストラダムスの恐怖の大王も降りてこなかった。
だから、災害なんて忘れていましたが、「忘れた頃にやってくる」の言葉通り、阪神大震災が起こり、TVで「大変だねぇ」と見ていた関東人にも、2011年の東日本大震災が降り掛かり、安全とされていた九州で熊本地震が起こり、今や、日本全土で、
「災害はくる」
という認識が身にしみています。今こそ、訓練をするべき時か。
でもね。
現実的に認識すると、その災害に直撃されたら、頭巾も避難訓練も、あまり役に立たないかもしれないな、とぼんやりと感じているのも事実。東日本大震災時も東京にいて、交通機関の混乱には巻き込まれたものの、防災頭巾が有効な場面よりは、どうやって移動するか、どうやって連絡をとるか、どうやってもとの生活に戻すか、どうやって仕事を再開するか、という「その後」のことが、全員の関心事になりました。
つまり、
(防ぎ様がない)災害を「防ぐ」というよりも、(生きていたら)災害(後)に対応することを”想定して、できる準備をしておく”のが現実的なことなのではないかと思うのです。
- 交通機関が使えない場合の対策
一先ず歩く。歩き易い靴の備え。自転車の確保。
- どこへ一時退避するか
周囲の地理の把握。オフィスと家とどちらが近いか。
- 家族が離ればなれの場合の連絡手段
携帯?災害連絡ネット。無事な地域での親戚、知人。
- 緊急時のグッズの用意と保存
-
食料や水、薬品などの調達
災害セットの事前準備。近い川は?井戸は?公園は?
- 家が壊れたり住めない場合
物置小屋、屋根付き駐車場、テント
- 電池確保のための手段
手動発電懐中電灯、ソーラー充電器、ろうそく
それともう一つ。昨今では、人知の及ばない自然災害だけでなく、最近は、テロや”イってしまっている”人による思いも寄らない通り魔的な、理由不明な無差別攻撃などへの防災のほうも真面目に社会的に知恵を共有したほうがいいと思います。
(ちょっと殺伐とすることは覚悟の上で)普段から歩く時でも”周囲に気を配る”、歩きスマホなんかしてないで。
手や足が吹っ飛んでもボディを守れば生きながらえるような”防御方法”とか、
銃が使われたら、左に逃げる(右利きが銃を使う場合、右に逃げる標的には脇があまくなるので、命中にしくくなる)とか、
爆発物に向けて”写メ撮ってる場合じゃない”、とか。
妹曰く。「手足が吹っ飛んでも生きる?いいよもう。」だって。。。
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