【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20161122 誰でもチャットボットが作れるようになり
AIがブームになる前に、チャットボットが登場しました。自動的に応答するのですが、対話を学習するわけではなく、ある質問に対して、予め設定されている回答を返すだけのものです。一部では人口無能などと呼ばれ、プログラミングの練習題材にもなったりしました。
facebookにも、人口無能キーロというのが用意されています。回答すると自動的に学習していきますが、一々言葉を教えていかなければならないので、気の遠くなるような学ばせる工程を踏むことになります。最近教えてもらったこのサイトRobot.meでは、
- ある質問に対して、回答を設定
- 設定されていない質問への回答パターンを設定
- 未回答の質問に回答を設定
このくり返して賢くなっていきます。手動の人口無能。
さっそく、ODR社のチャットボットを制作してみました。
例えば、寒いねと入れると、
- 冬近い
- 秋なのに
- 暖房つけよう
- たき火ほしい
- 雪じゃないよね?
この5つの回答からランダムに回答します。
また、予定されていない質問が入力されると、
- なんとかお役にたてればと頑張っています
- さて今週はどうする?
- ぶるる。。。寒くない?そうでもないか?
- 珈琲わかすってのはどうかね?
- またやろう。もっとましな失敗すれば、いずれよくなる
- それもまた人生
- 一回深呼吸だ
- あーはいはい!あれはねー
- え!!ちょっとそれは。。。
- あ、電話?違うか。空耳。ごめん、なんだっけ?
- ちょっと呑みたい気分だわい
- いろいろあるよね。
- ちょっと悩むね
- いいかも。
- ふーん。。。そんなのもあるのね。
- おっと!それはどうでしょうね。
ここからランダムに反応します。
話が噛み合ないことも多いのですが、番号選択肢で回答を用意すれば、簡単な業務案内にも使えなくはありません。
ご質問はなんでしょうか?=>1:ODRとは? 2:ODRの歴史 3:最近の活動 4:仕事の依頼 5:ブログについて 6:facebookについて 7:Twitterについて 8:ココナラについて 9:その他の質問
1=>ODRは、Online Dispute Resolutionの略です。古くはオンラインで生じた紛争を解決する手段として始まりましたが、今では、紛争をオンラインで解決する、あるいは、紛争解決にオンライン上でテクノロジーを活用する方向になっています。数多くのODR企業や国際連携が進んでいます。
作り方はこちらのブログに詳しいです。
ただこれ、「寒いね」と「寒いよ」のように、一文字でも違うと別の言葉として認識してしまうので、全部登録するのはちと大変。。。というか現実的ではないですね。
つまり、これに、文章解析と自己学習を追加し、選択肢的な処理などを付けられれば、AI風の受け答えができるエージェント的なものが創れることになります。
AIとはほど遠いのですが、その時代が近いかなと思わせてくれるものではあります。
やってみてよくわかるのは、要するにAI的なものはこの繰り返しあるいはこれを自己学習するわけで、AIを簡単に導入できると勘違いしている人に説明するのにも役立ちそうです。