【半蔵門ビジネストーク】20171228 アポイントの取り方
仕事で誰かと会いたい時アポイントメントを申し込む。
「これこれこういうわけでお時間をいただければありがたい。ご都合の良い日時を教えてください」
というのが礼儀正しそうだ。しかし、返事が来ない場合もある。そしてやがて会いたい目的の日時が迫ってきてしまい焦ることになる。
依頼された立場で考えてみる。
自分も誰かと会う予定をアレンジしようとしている。その予定が決まらないと迂闊に申し込まれた予定を入れるわけにはいかない。だから返事が滞ってしまう。
会議を申し込まれる側に候補を出してもらうのは、一見相手のことを考えた行為であり、会議予定を組みやすいとも思えるが実際には、うまくいかないことも多い。なぜか?それは、会議候補を出すのは意外と面倒だからだ。
自分で候補を複数提示してもらうのは、
1)まず調整候補になっていない日時を選び、
2)予定表をブロックして、
3)連絡する
という作業となる。更に
4)会議施設を仮抑えする必要があるかもしれない。
自分が所望する会議でなければ、なんとなく先延ばしにして、相手の対応を待ってしまうだろう。
ビジネス界には、相手待ちの会議予定申し込みループが渦巻いている。
このループを解消するために、会議を申し込むときには、
1)こちらから候補日時を3パターン用意して、
2)3つとも相手の都合が合わない場合には、複数の予定を返信してほしい
と予めお願いするようにしている。
こうすると、相手は、その3つの候補から、いずれも予定が重複しない日時を選択して予約しやすい。自分の候補日を改めて選び出して、仮ブロックして、こちらに知らせるよりも、手間が少なくできるからだ。
大抵うまくいく。
(はてな1012記事)