選べない・選びたくない症候群【半蔵門ビジネス雑談】20180608
取引先との会食で、先方が嗜好を聞いてくれる。
肉と魚どちらが?
あるいは洋食と和食なら?
はたまた
寿司?
中華?
エスニック?
控えめな上司が
「当社はなんでもよろしいです」
と答えると先方は困る。
結果、秘書さんに委ねられる。秘書さんの責任重大。困るだろうな。笑
だから、私はいつも自分から食べたいものを言うようにしている。とんかつとか寿司とか蕎麦とかイタリアンとか。秘書さんに責任を押しつけてはあんまりだ。
プライベートでも、外食などする際に、こんなやりとりが発生する。
なにたべようか?
そっちは何食べたい?
俺はなんでも
私もなんでもいいよ
じゃあ、XXは?
それはいやだな
じゃあ、何がいいの?
XX以外はなんでも、
じゃあ〇〇は?
〇〇って気分じゃない、
じゃあ決めていいよ、
決めるのはいやだ
というようなやりとりは頻繁にある。複数の友人に聞いてもよくあるという答えが返ってきた。
多かれ少なかれ、そういう傾向がある。
食事だけでなく、お酒でも、旅行でも、自分は決めるのはいやで、誰かに決めてほしい、
じゃあ決めようとして、候補を出すと「それはいやだ」という意見が出て来る。
自分の希望はあるのだが自分からは決めたくない。相手が選んで自分の希望にたどり着くのが望み。
選びたくない症候群と呼んでいる。
彼は、彼女は、たくさんの選択肢から自分が選んで失敗だった、失敗を咎められたという体験が多かったのかもしれない。
実は、そうした体験がなくても、そもそも、人間の心理として、多すぎると選べなくなり、少なすぎると選びたくなくなるそうだ。
blog.marketing.itmedia.co.jp
結果、松竹梅パターンが成功する。
最高だと高い、最低だと後悔しそう、そして竹の選ぶ。人間心理は選択の失敗を回避したいのだ。