一番嫌な質問は?【たまプラビジネス余談放談】 20220706
みんなでランチを食べに行くとお互いに「何にする?」「私は何でもいいよ」「俺もなんでもいいけど」というランチタイムの主権放棄。
こういう小さな決定を回避しているとそれが癖になる。
楽だからだ。その結果、タイトルのように一番嫌な質問は、「君は何を望んでいる?」になる。これは台湾映画のワンシーン。企業の二代目は何度もこの質問を投げかけられ、しまいにはそれすらも提案してくれとなってしまう。何を望むかをもとに事業を開発してヒットしなければ自分の責任、市場のニーズを読み間違えた?それがわかれば苦労はない!と投げやりになる。誰かに決めてもらい、誰かにやってもらう、うまくいったら自分の成果、失敗したら提案者のせい。最終責任は自分にあると口ではいっても心の中は楽だ。
ランチの主権放棄から始まる決定、決断の忌避は、より大きな重要な決断、決定もできなくする、鈍らせる。そしてそんな人が多すぎる。それが美徳とさえいう人もいる。危険な兆候。つきつめると、誰かが決めたこと、誰かのアイデアに依存する癖がついてしまい、言い換えれば踊らされるばかり。
よくないね。