覇権を狙ってる?【たまプラビジネス余談放談】20221003
日本が古代中国から様々な知識や文化を学んできたことは認める。むしろ積極的に認めている。その意味では中国好きであろう。でも、近代中国=共産党政権はその行動や考えや手法含めて同意しない。とても残念に思う。
外国製の排除
海外製品のハイテク機器を中国国内で販売する場合の仕様公開義務化を進めた中国、医療機器はまず外国製の排除を始めた。この先にあるのは、「中国で商売したいなら仕様公開ね」という動きだろうな。
撤退を決めたり入札に参加しないことを宣言する海外企業もあるようだ。ここで売上重視(目が眩んでしまう)に走ると、仕様公開してノウハウを吸い取られるか、なんらかの形で絡め取られて中華思想の軍門に降ることになってしまう。例外条項でも組み込まれれば別だが、その可能性が高そうだ。
チキンレースやってもいいんじゃないか
ここはひとつ、中国とチキンレースやってもいいんじゃないかと思う。「じゃあ売らないよ宣言」して折れてくるのを待つということはできないのか。できないのは、それくらい売上を中国市場に依存してしまっているということか。それはもうその時点で巻き取られているわけだから、だったら、毒を喰らわば皿までと入り込み、最も必要なところ(あるのか、また、開示しないでいられるのかはわからないが)、保守技術とか品質維持技術とか、”設計図に載せられないスキルセット”を残して日本がいなければたち行かない部分を残す戦略を描くとか。
これはもうワナみたいなもの
これまで途上国ぶりっ子で爪を隠していた中国がGDP2位になり天下獲りを始めたな。圧倒的な12〜13億人(誤差1億?w)の人口マーケットサイズ、国家主導の予算、安い人件費による生産力、に物を言わせてまずは一度参入したら撤退しにくいようにしてから、”商売するなら言うこと聞いてね制度”を突然施行し、その踏み絵をさせてそれでも入ってくる企業や産業には仕様公開とか現地企業化して最終的にはノウハウが落ちてくるように、これはもうワナみたいなものだよね。
標準作りにも
最近は標準作りにも積極的でODRなどはフランスと組んでプロジェクトを推進したり、他の私的標準化組織でも「お金出すから永続的な事務局やるよ」アプローチがちょくちょくある。聞いた話だが国連のとあるワーキンググループでも後から参加してきてほとんど決まっているドラフトに既に議論ずみの話をつっこんできたり、その「バイタリティはすごいな」と呆れる。でも呆れているだけだと知らないうちに主導権取られている。このパターンあちこちで起きていそうだ。
ほんと各方面注意喚起しておきたい。