ジェネリック迷宮【たまプラビジネス余談放談】20250127
本当は年末に退院の予定で進行していたのだが、いろいろあって実際に退院できたのは1月7日だった。なんでそうなってしまったのかの経緯を記録しておく。下にも記すがこれはある意味「ジェネリックの迷宮」だ。それに患者が巻き込まれたのに他ならない。
27日までは点滴治療で良好な経過だった。
ジェネリック迷宮1
ここから31日の退院を目指して飲み薬に変更となって、31日に血液検査をしたところ、血小板の値が0.1になってしまった。薬の副作用の一つとして血小板減少があり、それがまさに発現してしまっていた。血小板は血液を凝固させる重要な役目があり、事実、そのタイミングで口内の傷からの出血がとまらない。また縫合あとをケアしたときの出血が止まらないと大騒ぎになった。血小板減少は危険で脳内出血を起こすこともあるという。ここで退院保留1。
ジェネリック迷宮2
翌朝から薬が変更され、アモキシシリンとオークメンチンという抗生剤になる。こちらを3日飲んで4日の朝血液検査。退院予定は4日に変更。しかし結果を持って先生が飛んできた。今度は、抗生剤が弱過ぎて効いていないのでCRP値が1.0以上になってしまい、さらに、副作用の一つである白血球減少が発現。これはそもそもそうなることを防ぐためにシクロスポリンという免疫抑制剤を飲んでいるので、よくない副作用だ。ここで再度薬を探すようになり、見つかるまで退院予定二度目の保留となる。
結局、先発品
日中をまんじりともしないで過ごし夕方、先生登場。「見つかりました。また、退院後も供給は十分あるのが確認できました」そもそも最初の2種類はジェネリック薬で、かつ、継続供給ができる薬という選び方だったようで、今回見つかった薬は先発品いわゆるジェネリックではない薬だそうだ。多少値段が高いが驚くほどではない。もともとこちらはジェネリックを望んでいないのだから最初からそれでよかったのだ。ジェネリックは病院ひいては健康保険料の支出を減らすための国家の要請らしく、薬局でも「基本ジェネリック提供」と言われている。しかし、それによってこんな事態に巻き込まれるのは患者本位ではないなと思う。
