【ODRピックアップ】20140515 マックのウィルス
普及しているブラウザ「インターネットエクスプローラ」に脆弱性があるとして4月28日米国国土安全保障省は、問題解決まで使用を控え別のブラウザを使うようにユーザーに勧告しました。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/29/internet-explorer_n_5237063.html
XPの公式サポートが終わった矢先で心理的にもバタバタしていたのでこのニュースは強いインパクトで世界中で報じられ、米国だけでなく英国やオーストラリアでも同様の勧告が出され、ニュースだけを見ると少しパニック状態の様相でしたが、速やかに対策は講じられ弊社のお客様にも対応方法が即座に配布され一段落。しかし、セキュリティに対する関心は一気に高まったといえます。
それなのに、シマンテックのCEOは”ウィルスの侵入防止は不可能だ。45%しかできていない” http://www.usfl.com/?p=42707 などと不安なコメントを出し、侵入防止から、発見と被害の抑制に技術的軸足を移すといっています。
そこでふと気になり始めたのが、我が主力マシンのアップルコンピュータのマック。これまで、”ウィルスには強い”あるいは”標的になりにくい”とされ、自分でもそう思っており、最低限の対策をしてはいましたが、どうなっているんだろう。。。。
まずはこんなブログが出ています。これは、ウィルスチェックソフトのAVGの公式ブログですが、
マックにセキュリティソフトは不用は本当か?
・特定のversion以降のマックには、アンチマルウェアが搭載されていて(なるほど)
・Appleがアップデートを行った時に問題が生じる可能性があるので、Apple以外から出されているアンチウイルスをインストールすることはすすめていません(ありがち)
そもそも、WIndowsよりシェアが小さい(2013年のデータでは、まだ13倍の開きがあります。http://news.mynavi.jp/news/2013/11/05/044/ )のでウィルス製造者にとっては狙いがいがない?と言われていますが、最近は随分と盛り返しているので、その説は鵜呑みにはしないほうがいいと思われます。(これはホントにホントか?)
少なくとも、最新のOSアップデートには小まめにversionアップすることが最低限でまずは第一段階です。(正論)
私は、オフィスはもとより自宅のプライベート、家族用も含めて、10台もありますので、マック用のウィルスソフトSophos を入れています。このソフトは非常に動きが軽く、実際に、タイムカプセルのバックアップが動作中でも、全体の動作が遅くなったりもしませんし、自動でスキャンを実施しますので、Windowsのセキュリティと同じ感覚で使用できています。
他にも、マック用の無料のウィルスソフト http://blog.yamafd.com/antivirus_4_mac/ はいくつかありますので、こちらを参考に研究してみようと思っています。
マックのウィルスと言っても特殊なものではなく、ウィルスチェックで検出されるのは、殆どがemailに添付されてきたファイルです。ご多分にもれずこうしたモノも工夫されていて、シリーズ化されたメール勧誘のようになっていたり、射幸心を煽るもの、スケベ心をつつくものなどが主流です。結局、これらの怪しい、身に覚えのないファイルをクリックして開かないことにつきます。
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GW初日、熱っぽいなと思っていて出勤前に病院によったところ、インフルエンザB型と判明。家族や前後にお会いした人々にばらまいてしまい、せっかくの連休を台無しにした張本人になってしまいました。お医者さんに「熱が下がっても3日は外出禁止です」と宣告され幽閉。コンピュータのウィルスも同様に法制化される日は遠くないと思えます。