業務用にはMACがよい?【半蔵門ビジネス雑談】20191119
IT企業で勤務していた時の記憶では、Macと言えばデザイン専用だった。写真加工、イラストデータ、動画編集、、、等々。業務用と言えば、4th Dimentionで開発したプログラムか、簡易データベースのファイルメーカーで開発したものくらいだったろうか。
主流はWindowsで、業務用アプリケーションもオフィス系アプリケーションも互換性の面で圧倒的な利用シェアを占めていた。だから、Mac使いはデザイナーか音楽系、あるいは単なる変わり者的な扱いを受けていた。
PC市場でのシェアも少なかったせいもある。確か数%以下だったことは確かだ。だからだろう。ウィルスが広がりだした頃も、Mac用のウィルスはほとんどなく、ウィルス感染騒ぎの際もまったく被害を受けなかった。
が、それでもやはり業務用、仕事用にはWindowsだったよな。
ところが、最近はこう↓らしい!!
記事によれば、
1)特定のアプリケーションが使えるためだという。確かに、画像や動画編集系のアプリケーションは伝統的に性能もよく気が利いている。しかし、最近は業務用のアプリケーションがクラウドベースでWebアプリケーションとして動作するようになったために、機器にこだわらないケースも増えているからだ。カレンダー系や時間記録、その他多くのアプリケーションが動作するようになった。しかし、銀行系などは未だWindowsだけのものもある。
2)好みで使用する人も多い。特にMacはコマーシャルでかっこいい利用イメージが遡求されていることもあり、起業家や企業の役員などある種ステータスを重視する人には愛用されている。値段が少し高いこと、拡張性が低く、時には使いにくいことなども、選ぶ理由になっていたりする。
3)セキュリティは、以前からシェアが少ないことでウィルスが普及しにくいとされ、感染被害の拡大もあまりなかった。また、バージョンアップもそれほど頻繁ではなく、アップフレードも自動的にも行われ煩わしくない。社内でのIT部門の手を煩わせることも少なくなり、結果的には運営コストを含めた機器関連コストがセーブされていく。
というわけで以前から比べると隔世の感があるが、Macが業務用というか会社用選択肢になってきたことは喜ばしい。記事中にある、最後がこの話の象徴だ。
- ユーザーには好みのデバイスで仕事をしてもらい
- ITのサポートコストは最小限に抑え
- OSのセキュリティ対策はアップル社がやってくれる。
ちなみに、Macしかない我が家では、こんな声が聞かれた。
「WIndowsっておかしい。だって終了するのになぜStartボタンを押すの?」
。。。たしかに。
しかしそんな娘たちも会社に入るとWindowsに慣れて来て、Macが使いにくということもあるようだ。