半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【ODRピックアップ】 20150902 考え中です

【ODRピックアップ】 20150902 考え中です

 

ふと小学生の頃を思い出しました。

 

当時、6時間目の授業として、特別活動的な話し合いの時間がありました。クラスの問題点や課題をみんなで話し合う時間。勉強しなくていい時間であり、楽しいような無駄なような漠然とした疑問をいだきながら授業に参加していました。実際の狙いとしては、意見を発言にかえ、話し合いそのものを学ぶ場だったのではないかと思います。

先生は、「全員になんらかの意見を言わせること」を目標としていたように記憶しています。結果、1時間を通してなにも意見をいわない人もいる。先生は、「XXちゃん意見を言ってね」と促します。ある日、意見を求められたA君は、「WW君と同じ意見です」という”意見”を言いました。次の授業からは、みんなが早めに「CCちゃんと同じです!」と意見を述べる事が主流(!?)になってしまい、先生もアタマを抱えていたと思います。

 

www.lifehacker.jp

 

私は、そういう意見の言い方をするヤツは、意見のないヤツと思っていました。が、この意見の出し方のアイデア、海外では、意外と役に立つのです。海外で、あるいは海外の人と仕事をする場合、「いくら自分の考えを持っていても、発言しない限りその人の能力に問題があるとみなされてしまうもの」。答えにつまった場合にも、「考えていることを表現する」必要があるのです。

沈黙は金ではなく沈黙は悪。

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「今考えているんだ」ということを口に出さないと、意見を持てない、能力がないと捉えられてしまう。それがいい悪いを論じてもしかたないのです。

 

I am thinking ....

Let me think of it.

 

前述の授業で、「考え中です」という”意見”を出す子も出始めました。でも、それはそれで正解だったのです。

 

今にして思えば、人と違う意見を出すことに捕われすぎていたのかも。