【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20160830 そもそもなんで通勤先が都心に集中しているのか
(東京都心に限定していうが)通勤しているってことは、電車に乗らないといけない距離にオフィスがあるからですが、なぜそこにオフィスがあるのか?そしてそこに集中しているのか?
そもそもなんで集中しているのか
- ビジネスは利益を得ることが目的となりますが、消費者向けのそれは、沢山売ることが王道。すると人が集まるところでビジネスをするのが最短距離となります。
- ある街に人が集まるためには、何らかの場所やモノ、コトが目的となるものです。昔でいえば、野球場や遊園地、ブランドショップの居並ぶ通り、文化的に新しい何か。。。原宿にはその昔タケノコ族というグループが集まり、それを見物するための人が集まってくるなどというムーブメントもありました。
- こうした兆しと同時並行的に、鉄道会社などは、周辺のベッドタウンから人々が来易いように、公共交通機関を整備します。途中には、住宅地を開発し、都心に便利な場所として売り出し、鉄道路線に沿った居住地域が発達していきます。
- こうした小売など消費者向けの企業や店が集中し出すと、取引をする企業も、輸送や営業対応、トラブル対応などを迅速に行う必要が出てくるため、挙って、都心に拠点を構えるようになります。
- 集中していることで、消費者向けの価格にもメリットが出てきます。サービスや輸送などに関わる様々なコストが押さえられ、結果として消費者にリーズナブルな価格での商品、サービスが提供できるようになります。
かくして、消費者、小売企業、周辺企業etc.がみんな都心に集中してくるのです。