【半蔵門ビジネス雑談】20180116 ナイジェリアン詐欺 from 香港
11月の月次決算が終わり、年末の忙しさが始まる少し前のつかの間。メールボックスに香港から協業のオファーをするメールが届いた。差出人は、香港 Standard Chartered Bank。スタンダードチャータード銀行の香港支店とある。その担当者某氏。ただし、銀行ポリシーに反する内容なので興味がなければ削除とある。念のため文面の公開は控える。
最初のメールは、「Linkedinで私を知ったが、内容的にメールでやり取りをしたい」というので、メールで返信を出した。メールの内容は、「セキュリティを気にしているのなら、Linkedinの個人メッセージで行えばよいだろう」と。
するとすぐさま、「受け入れてくれてありがとう。詳細はこれだ」と長いメールがきた。受け入れてないし、Linkedinでやろうといったのにメールだし。
そして内容は。。。
- 香港で石油関連の会社の人間が銀行にきた
- Mandaiという名前の富豪が遺産を残して死んだ
- 受取人を探していた結果、あなたが子孫だということが判明した
- ついてはこのお金を銀行には内緒で渡したいので50%を受け取ってもらいたい。リスクを犯すので半分は私がもらいたい。
- 興味がなければメールは破棄して忘れて欲しい
そもそも、当家に外国人の先祖はいないし、いるとしても相続は父だ。
そして、銀行で内緒のお金を受け取る?税法違反、為替法違反だろう?遺産額も半端ない金額だ。
そう。
これは数十年前からあるナイジェリア詐欺の香港版で、ちょっと進歩しているのは、苗字を指定して信憑性を演出しているところ。
しかも、そんなピンポイント指定で連絡しているのに、興味がなければおりてくれという引きの速さ。
おそらく、自動返信で、名前を差し込みでメールを生成する自動処理プログラムなのだろう。テクノロジーの進歩だ 笑
まだこれに引っかかる人はいるのだろうか。それを一番知りたいところだ。
(はてな1031記事)