Facebook 「リブラ」【半蔵門ビジネス雑談】20190726
リブラは仮想通貨と言われている。それがFacebookでの金融サービスで使われると報道がある。
でも仮想通貨というと価格変動が問題になることは記憶に新しい。
例の仮想通貨盗難事件の頃に購入した仮想通貨(イーサリウム)は一時10分の1まで下落した。仮想通貨というと価格変動、不安定になる可能性があるということは共通認識だろう。
そもそも、仮想通貨は中央銀行のような価値の裏付けとなる機関がなく、ブロックチェーンで信頼性を担保する。
リブラは、ドルやユーロなどと一定比率で交換できるステーブル・コインであり、価格変動は抑えられる。
海外送金は、数万円送る際にも3500円の手数料がかかる。また為替交換の手数料もかかる。利用者間の送金がリブラできるようになり、それら手数料がリブラによって節約できれば利用者にとってもメリットは大きい。しかし既存の金融の仕組みには大きな驚異となる。
Facebookのユーザーは全世界で27億人と言われる。国家を超えてこれだけのユーザー数が使える共通通貨が生まれるというのは、もしかすると、いや、かなり劇的な事件だ。